個別労働紛争解決制度の利用状況
1. 相談受付状況
鳥取労働局、県内の労働基準監督署において、労働問題に関するあらゆる相談にワンストップで対応するための総合労働相談コーナー(4ヶ所)を設置していますが、平成19年度1年間に寄せられた相談は、7,171件でした。
このうち、労働基準法上の違反を伴わない解雇、労働条件の引下げ等のいわゆる民事上の個別労働紛争に関する相談が1,387件で、前年度(975件)に比べ42%増と、大幅に増加しました。(第1図)
民事上の個別労働紛争に係る相談内容の内訳は、解雇に関するものが最も多く23%、 労働条件の引下げ17%、その他の労働条件に関するもの11%、いじめ・嫌がらせ9% と続いています。(第2図)(内訳が複数にまたがる事案もあるため合計が1,536件となる。)
また、民事上の個別労働紛争に係る相談者は、労働者(求職者を含む。)が73.5%と 大半を占めており、事業主からの相談は8.2%でした。
労働者の就労状況は、正社員が33.7%と最も多く、パート・アルバイトが17.5%、 期間契約社員5.8%、派遣労働者2.1%となっています。
2. 労働局長による助言・指導及び紛争調整委員会によるあっせんの受付状況
個別の労働紛争については、実情に即した迅速かつ適正な解決を図るため、労働局長 による助言・指導制度、紛争調整委員会のあっせん等の解決援助サービスを提供しています。
平成19年度の当該制度に係る助言・指導申出件数は35件(前年度37件)、あっせん申請受理件数は63件(前年度37件)で、あっせんの申請が70.3%増と大幅に増加しています。(第3図)
3. 労働局長による助言・指導の主な内容
助言・指導の申出の主な内容は、労働条件の引下げ22.8%、その他の労働条件28.6%、 と、労働条件に関するものが多くなっています。(第4図)
4. 紛争調整員会によるあっせんの主な内容
あっせん申請の主な内容は、労働条件に関するもの27件(労働条件の引下げ11、 その他の労働条件16)で41%と最も多く、次いで、退職に関するもの25件(解雇 22、退職勧奨1、雇止め2)38%とその大半を占め、そのほか、いじめ・嫌がらせ9 件などです。(第5図)(内容の内訳は複数にまたがる事案もあるため合計が66件と なる。)
このうち、合意が成立したものは21件(33%)、紛争当事者の一方が手続きに参加しない等の理由により、あっせんを打切ったものは34件(54%)で、申請が取り下げられたものが8件(13%)ありました。
鳥取労働局
1. 相談受付状況
鳥取労働局、県内の労働基準監督署において、労働問題に関するあらゆる相談にワンストップで対応するための総合労働相談コーナー(4ヶ所)を設置していますが、平成19年度1年間に寄せられた相談は、7,171件でした。
このうち、労働基準法上の違反を伴わない解雇、労働条件の引下げ等のいわゆる民事上の個別労働紛争に関する相談が1,387件で、前年度(975件)に比べ42%増と、大幅に増加しました。(第1図)
民事上の個別労働紛争に係る相談内容の内訳は、解雇に関するものが最も多く23%、 労働条件の引下げ17%、その他の労働条件に関するもの11%、いじめ・嫌がらせ9% と続いています。(第2図)(内訳が複数にまたがる事案もあるため合計が1,536件となる。)
また、民事上の個別労働紛争に係る相談者は、労働者(求職者を含む。)が73.5%と 大半を占めており、事業主からの相談は8.2%でした。
労働者の就労状況は、正社員が33.7%と最も多く、パート・アルバイトが17.5%、 期間契約社員5.8%、派遣労働者2.1%となっています。
2. 労働局長による助言・指導及び紛争調整委員会によるあっせんの受付状況
個別の労働紛争については、実情に即した迅速かつ適正な解決を図るため、労働局長 による助言・指導制度、紛争調整委員会のあっせん等の解決援助サービスを提供しています。
平成19年度の当該制度に係る助言・指導申出件数は35件(前年度37件)、あっせん申請受理件数は63件(前年度37件)で、あっせんの申請が70.3%増と大幅に増加しています。(第3図)
3. 労働局長による助言・指導の主な内容
助言・指導の申出の主な内容は、労働条件の引下げ22.8%、その他の労働条件28.6%、 と、労働条件に関するものが多くなっています。(第4図)
4. 紛争調整員会によるあっせんの主な内容
あっせん申請の主な内容は、労働条件に関するもの27件(労働条件の引下げ11、 その他の労働条件16)で41%と最も多く、次いで、退職に関するもの25件(解雇 22、退職勧奨1、雇止め2)38%とその大半を占め、そのほか、いじめ・嫌がらせ9 件などです。(第5図)(内容の内訳は複数にまたがる事案もあるため合計が66件と なる。)
このうち、合意が成立したものは21件(33%)、紛争当事者の一方が手続きに参加しない等の理由により、あっせんを打切ったものは34件(54%)で、申請が取り下げられたものが8件(13%)ありました。
【紛争調整委員会とは】
弁護士、大学教授等の労働問題の専門家である学識経験者により組織された委員会であり、都道府県労働局ごとに設置されています。
この紛争調整委員会の委員のうちから指名されるあっせん委員が、紛争解決に向けてあっせんを実施するものです。
弁護士、大学教授等の労働問題の専門家である学識経験者により組織された委員会であり、都道府県労働局ごとに設置されています。
この紛争調整委員会の委員のうちから指名されるあっせん委員が、紛争解決に向けてあっせんを実施するものです。
個別労働紛争解決制度の運用状況
(平成19年4月1日~平成20年3月31日)
1 総合労働相談コーナーに寄せられた相談 7,171件
相談者の種類
労働者 3,951件 事業主 1,508件 その他 1,712件
労働者 3,951件 事業主 1,508件 その他 1,712件
2 民事上の個別労働紛争に係る相談の件数 1,387件
(1)相談者の種類 労働者 1,020件 事業主 114件 その他 253件
(2)紛争の内容(内容の内訳は複数にまたがる事案もあるため合計が1,536件となる。)
解雇 355件 労働条件の引下げ 260件 配置転換 39件 退職勧奨 115件
懲戒処分 6件 採用内定取消 7件 雇止め 35件 昇給・昇格 5件
自己都合退職 126件 その他の労働条件 165件 育児・介護休業等 12件
募集 7件 採用 7件 定年等 3件 雇用管理改善・その他 7件
労働契約の承継 3件 いじめ・嫌がらせ 143件 教育訓練 2件
人事評価 4件 賠償 58件 その他 177件
(2)紛争の内容(内容の内訳は複数にまたがる事案もあるため合計が1,536件となる。)
解雇 355件 労働条件の引下げ 260件 配置転換 39件 退職勧奨 115件
懲戒処分 6件 採用内定取消 7件 雇止め 35件 昇給・昇格 5件
自己都合退職 126件 その他の労働条件 165件 育児・介護休業等 12件
募集 7件 採用 7件 定年等 3件 雇用管理改善・その他 7件
労働契約の承継 3件 いじめ・嫌がらせ 143件 教育訓練 2件
人事評価 4件 賠償 58件 その他 177件
3 労働局長による助言・指導の件数
(1)助言・指導の申し出の受付を行った件数 35件
紛争の内容
解雇 3件 労働条件の引下げ 8件 配置転換 1件 退職勧奨 1件
懲戒処分 1件 採用内定取消 2件 雇止め 1件 自己都合退職 3件
その他の労働条件 10件 採用 1件 いじめ・嫌がらせ 1件 その他 3件
(2)助言・指導の手続きを終了した件数 35件
終了の区分
助言(口頭)の実施 34件 (うち解決したもの 9件)
取下げ 1件
紛争の内容
解雇 3件 労働条件の引下げ 8件 配置転換 1件 退職勧奨 1件
懲戒処分 1件 採用内定取消 2件 雇止め 1件 自己都合退職 3件
その他の労働条件 10件 採用 1件 いじめ・嫌がらせ 1件 その他 3件
(2)助言・指導の手続きを終了した件数 35件
終了の区分
助言(口頭)の実施 34件 (うち解決したもの 9件)
取下げ 1件
4 紛争調整委員会によるあっせんの件数
(1)あっせんの申請の受理を行った件数 63件
紛争の内容(内容の内訳は複数にまたがる事案もあるため合計が66件となる。)
解雇 22件 労働条件の引下げ 11件 配置転換 2件 退職勧奨 1件
雇止め 2件 その他の労働条件 16件 いじめ・嫌がらせ 9件
賠償 2件 その他 1件
(2)あっせんの手続きを終了した件数 63件」
終了の区分
当事者間の合意の成立 21件
申請の取下げ 8件
打ち切り 34件
紛争の内容(内容の内訳は複数にまたがる事案もあるため合計が66件となる。)
解雇 22件 労働条件の引下げ 11件 配置転換 2件 退職勧奨 1件
雇止め 2件 その他の労働条件 16件 いじめ・嫌がらせ 9件
賠償 2件 その他 1件
(2)あっせんの手続きを終了した件数 63件」
終了の区分
当事者間の合意の成立 21件
申請の取下げ 8件
打ち切り 34件