均等推進企業部門 埼玉労働局長優良賞 曙ブレーキ工業 株式会社

曙ブレーキ工業 株式会社

  • 所在地   埼玉県羽生市
  • 事業内容 輸送用機器開発・製造・販売
  • 従業員数 約1200人

 

女性の管理職登用、女性の活躍できる環境整備を進めて経営改革を推進!

 

<取組方針>

  • 1999年、経営改革の一環として、トップダウンで女性管理職、監督職(係長)を増やすことから始まり、2001年頃から女性の活躍できる環境整備に取り組み始めた。さらに会社(人事)と組合で構成する労使委員会を設けて活動している。2005年の中期経営計画の中では、人事戦略の一つとして、女性の活躍できる環境整備を目標として掲げ、人事が主導をとり計画を進めていく

 

<主な取組内容>

  • 事務系、技術系とも男女に関係なく人物本位で選考を行い、優秀な女性の採用に取り組んでいる。業種、会社所在地等の関係で、特に女性の応募が少ないため、積極的に大学への訪問説明会を実施し、女性の活躍推進の取組について、参加学生に伝えている。また、採用担当者及び最終面接担当者に女性を加え、選考の中立性を確保するよう努力をしている。 
  • 社員の適性を判断し、男女区別なく配属している。生産現場は2交替制であり、もともと女性は少なかったが、女性が居づらくならないよう、各班に必ず女性2名以上を配置している。開発部門でも女性技術者が活躍しやすいよう、女性技術者の管理職1名を積極的に配置した。また、管理職全員に対して、女性社員との接し方についての研修を実施している。
  • 女性の管理職登用に積極的に取り組んでいる。具体的には女性の管理職候補者をリストアップし、職制のバックアップの促しや、生産現場でも女性の班長への登用を行うなど、将来の管理職候補を育成している。公正な評価を行うための評価者研修を徹底的に行っている。また、家庭事情等で転勤のできない女性については、エリア限定幹部職として登用している。
  • 女性が働きやすい職場を目指すための活動の一環として、全社員対象の意識調査を2年前から毎年行っており、女性の扱われ方などを問う質問を入れ、職場の改善を人事主導で積極的に行っている。改正男女雇用機会均等法の施行された1999年頃から、お茶だし、掃除、電話とりは役職や性別に関係なく平等に行うことを積極的に進めてきた。また、育児休業後に復帰しやすいように、休業中は派遣社員で補っている。

 

<成 果>

  • 相対的に女性労働者数が少ない企業であるが、これらの取組の結果、質の高い女性の応募が得られ、事務系、技術系ともに女性を含めた優秀な人材が採用できている。評価の公正さが図られていること、子育て等家庭事情のある時期はエリア社員になり、子育て期が過ぎたらナショナル社員に戻る等ができるため、将来展望が描けるようになったことから、仕事に対するモチベーションがあがり、退職する女性が非常に少なくなった。現在、管理職女性は課長クラスの9名であるが、次の管理職候補女性は着実に育成されている。

* 内容は表彰当時のもの


この記事に関するお問い合わせ先

雇用環境・均等室 TEL : 048-600-6210

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