大規模製造業事業場における安全管理にかかる自主点検結果について
厚生労働省埼玉労働局労働基準部
厚生労働省では、平成15年夏以降、製鉄業における溶鋼の流出災害やガスタンクの爆発災害、油槽所におけるガソリンタンクの火災災害、タイヤ工場における火災事故等、わが国を代表する企業において重大な災害が頻発したことに鑑み、企業の安全管理の実態を把握し、安全管理活動の強化を促すため、昨年11月に全国都道府県労働局を通じて、大規模製造業事業場(原則 労働者数500名以上の製造業事業場 一部労働者数300人以上の事業場も含む)における安全管理体制及び活動にかかる自主点検を実施しました。
その結果、経営トップの積極的な災害防止に対する取組が重要であることが判明したため、厚生労働省で、
を策定し、経営トップ及び安全管理に問題のある事業場に対し指導を行い、労働災害防止を徹底することとしています。
上記自主点検は大規模製造業を対象として実施したものでありますが、その分析結果、その結果に基づく緊急対策要綱は中小規模事業場における安全衛生管理、労働災害防止活動に対しましても、非常に参考となるものと考えております。
このようなことから、皆様方におかれましても、自主点検結果及び緊急対策要綱を是非ご覧いただき、更なる安全管理の徹底、労働災害の防止に向けた取組を是非お願いします。