<自然と歴史>
当管内は、南は長野県、西は富山県に隣接する新潟県の東西部に位置し日本海に面する糸魚川市からなります。
当管内の姫川港は、海上運送による物流コスト及び環境負荷の低減を主眼においたセメント 工場を核とした総合静脈物流拠点港(リサイクルポート)として国土交通省から指定を受け、ネットワーク構築を推進しております。また北陸新幹線(長野~金沢間)が、平成27年3月14日に開業し、その経済効果も期待されています。
糸魚川市は日本列島の中央部を東西に分断する大きな断層「糸魚川-静岡構造線(フォッサマグナ)」が管内最大河川である姫川に沿って山岳地域を通過しています。これらの地層が数度にわたる地殻変動により、縄文時代から珍重された日本最古の宝石でもある勾玉で知られる「ヒスイ」が産出され、現在では「ひすい峡」(国指定天然記念物)として保護されています。
また、有名な童謡「春よこい」を作詞した相馬御風の生誕地でもあり、御風が作詞した校歌が全国各地の学校で歌われています。
<産業と雇用>
主な産業は、建設業をはじめ、自然が創り出したカルスト地形からの良質の石灰岩と豊富な水資源を利用したセメント・化学製品製造業が中心で、これに関連するメンテナンス・運輸・製缶等の関連業種が幅広く展開しています。
市町合併で「新糸魚川市」となり、また、高速交通体系の整備から産業の多様化が進んで恵まれた自然環境を背景とした観光産業にも力を入れており、この効果もこれから期待されているところです。
管内は、人口流出、少子高齢化が大きな問題になっており、U・I・Jターン対策等、若者の定住促進及
び新規学卒者等の管内就職促進に積極的に取組んでいます。
|