職場における熱中症予防に向けた長野労働局長メッセージ

 全国の職場における熱中症による死傷災害は、増加傾向にあり、死亡者は、3年連続で30人を超えています。長野県内においても令和4年、5年と連続して死亡災害が発生しています。
 
 全国の熱中症による死亡災害の発生状況を見ると、
  WBGT値(暑さ指数)を実測せず、その結果としてWBGT基準値に応じた必要な措置が講じられていなかった事例
  急激な気温上昇や夏季休暇明けで明らかに暑熱順化が不十分とみられる事例
  「熱中症のおそれのある作業者を、休ませて様子を見ていたところ容態が急変した」、「倒れているところを発見された」など、管理が適切になされておらず被災者の救急搬送が遅れた事例
  が、多く見られます。
 
 これから本格的な暑い時期を迎えるに当たり、長野労働局では、5月から9月にかけて「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」(重点取組期間:7・8月)を実施しております。
 また、本年6月1日からは改正労働安全衛生規則が施行され、熱中症のおそれがある労働者を早期に見つけ、その状況に応じ、迅速かつ適切に対処することにより、熱中症の重篤化を防止するため、「体制整備」、「手順作成」、「関係労働者への周知」が事業者の義務となります。
 
 皆さまにおかれましては、熱中症について正しく理解し、その対策に万全を期していただくようお願い申し上げます。



     令和7年5月
 
長野労働局長  
 
 
 

 

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