職場における安全衛生教育の好事例

事業主や安全衛生担当の皆様方におかれては、以下の事例をご参考に、安全衛生教育の充実を図って頂きますようお願いします。
(事例の内容については事業場の同意が得られた範囲で掲載しています。)
なお、事例については、順次追加・更新してまいります。

 

整理
番号
業種 事業場規模 事業場名 所在地 好事例(取組事例)
1 製造業 50~99人 三星ダイヤモンド工業株式会社
飯田工場
飯田市 ・労働者に対して、長期的・継続的な人材育成を視野に、教育・研修計画を各労働者や部署ごとに定め、各作業工程におけるスキルマップを作成して、個々の労働者がどの程度の技能・知識(品質に関わる事項や安全衛生対策の実施事項等)を積んでいるか把握して、計画的に教育等実施している。また、一定のレベルに達した者はマスタークラスとして位置づけし、当該作業等に関する教育等の講師等になれるかわかるようにして人材活用を図っている。
2 製造業 30~49人 (非公表) 飯田市 ・フォークリフトや加工機械等の危険な作業等に関し、年間計画(安全衛生実行計画)策定時に同作業の安全衛生教育を計画し、その実施状況を適宜確認して、実施できなかった点などのフォローを行っている(安全衛生実行計画は上半期・下半期の単位で実施状況を取りまとめ、見直しを行い、以降の計画に問題点等を反映させている。)。
・階層別安全衛生教育・研修の計画を策定し、各階層に対する安全衛生教育を計画的に実施している。また、理解度・習熟度の定期的な評価を実施して、教育の成果を把握している。
・安全衛生教育実施時には、労働安全教育・訓練記録を作成し、被教育者から理解度の確認のためのコメントおよび評価を確認し、教育者がその結果を受けて、再評価を実施している。また、承認者が教育状況の最終確認を行い、総合所見をコメントで記録している。
3 建設業 10~29人 木下工業
株式会社
飯田市    毎年全国安全週間準備期間中に安全大会を開催し、自社社員のほか、関係協力業者の労働者などに対して、安全衛生に関する教育を実施している。
   本年(平成31・令和元年)は、保健師からの健康講話、安全担当者からの安全講話のほか、実践指導として、安全保安用品の製造・販売・レンタルメーカーにおいて制作された「VR事故体験安全教育」を使用しての教育が行われた。
※VR事故体験安全教育(概要)
建設現場で実際に発生した死亡事故の多い状況を再現した10のシチュエーションを体験することができる映像教育で、①墜落災害、②飛来・落下災害、③土砂崩壊災害、④重機接触災害、⑤重機巻き込み災害などを装着したヘッドマウントディスプレイで視聴して体験する。
4 製造業 30~49人 (非公表) 岡谷市  法令で定められた雇入れ時の安全衛生教育等は、時期を逸することなく確実に実施するとともに、社内で実施する自主的な安全衛生教育は、年間の「安全衛生活動計画及び実績管理表」に基づき実施し、実施後は、長期的かつ継続的な人材育成を視野に、社内様式の「教育訓練記録・個人別カード」へ労働者ごとに記録し、以後の安全衛生管理等に活用している。
 なお、安全衛生教育では、DVD等の視聴覚教材を積極的に活用するなど「見える化」に努めており、労働者の理解度の促進に寄与している。
5 製造業 10~29人 (非公表) 下伊那郡  事業場構内の掲示板に、関係労働者に対して必要な知識、点検基準など(以下、参照)をわかりやすくイラスト等により掲示物として作成・掲示し、教育周知を図っている。
  玉掛けワイヤーロープの使用基準を定め、吊り方、玉掛けワイヤーロープの径によって変化する吊り荷重をイラストによりわかりやすく作成。
  玉掛け用ワイヤーロープ(丸差し+半差し)と台付け用ワイヤーロープ(丸差しのみ)の違いを実物の写真を掲載して、わかりやすく解説をつけて作成。
  ワイヤーロープの交換基準について、写真付きで解説をつけて作成。
6 建設業 30~49人 株式会社大林組
茅野工事事務所
茅野市
1  関係請負人に対して行う新規入場者教育において、視聴覚教材により、当該現場の安全衛生に係る事項を写真、絵図を用いて「見える化」を図り、受講者の理解度向上を図っている。
 新規入場者教育内容として、当該現場の安全衛生重点事項を「アクションプラン」として明確に示すとともに、「アクションプラン」実行のため、当該現場内のルールを20項目に細分化し、安全作業の遂行事項にのみならず、健康確保対策及び環境対策等、広く当該現場に係る内容を網羅している。
 また、情報セキュリティ関係も教育内容に含めており、上記20項目と併せて関係労働者が「安全・安心」して作業に従事するように努めている。
2  店社(支店)で実施する安全衛生研修会では、今年度(2019年度)ボーイスカウト教師を講師として迎え、ボーイスカウト流のコミュニケーション術を通じて、現場での年齢差によるコミュニケーション不足の解消や職長等のリーダーとしての心構え等を習得し、現場における安全衛生活動に生かす取組を行った。

7

製造業

300人以上

(非公表)

茅野市
1  年度末に当該年度に実施した安全衛生教育及び事業場に内在する改善事項等を勘案して、次年度の安全衛生教育計画を策定し、教育内容、対象者を明確にし、安全衛生教育を計画的に実施している。
2  安全衛生教育を実施した場合は、理解度及び習熟度の評価を行い、教育の成果把握と今後の教育内容の参考資料としている。
3  危険性の「見える化」の観点から、「巻き込まれ体験装置」を活用して安全衛生教育受講者に巻き込まれの体験をさせることにより、危険に対する感受性の向上及び安全措置の再認識などを図っている。(以下写真)
  (以下順次掲載)      
  
安全衛生教育等推進要綱 [ PDF - 384KB ]
信州 春の安全衛生教育推進運動 [ PDF - 205KB ]

 

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