「建設業墜落災害ストップ！」労働災害撲滅運動にかかる展開結果について

  当ホームページにて標記労働災害撲滅運動にご協力いただいた事業場を公表させていただ
いておりましたが、皆様のご協力により、合計289の現場において「安全宣言」により墜落災害
撲滅に取り組んでいただきました。
　この期間中の労働災害ですが、労働災害防止撲滅運動の展開前（23.1.1～23.9.30）には5件の死亡災害を含む111件（月平均12.3件）の労働災害が発生していたところですが、展開中（23.10.1～24.1.31）の労働災害は24件発生したものの、各工事現場の皆様にご協力いただいた結果、死亡災害もなく月平均にすると6.3件（－49.3％）にまで減少いたしました。
　 足場が不足するほど東日本大震災による復旧・復興工事が多く行なわれており、また、
慌ただしい年末年始の期間であったことを考慮すると、十分な結果を得られたと感じており、
これもひとえに賛同していただいた事業主の皆様や各現場所長をはじめ、現場で働く皆様の
ご協力の賜物であり、誠に感謝いたします。　
　なお、残念ながら、最重点課題であった墜落災害の発生件数は減少したものの、その発生
比率は労働災害防止撲滅運動の展開前後での比率に差は見られなかったことが、今後の課題
となっており、墜落災害発生のリスクは高い状態にありますので各工事現場におかれましては、
引き続き墜落災害の防止に優先して努めていただくよう、お願いいたします。