求人広告と違う労働条件
よくある質問と答え12
Q 求人広告を見て、パートとして働き始めました。しかし、実際に働いてみると、残業は多い、給料の額も少ないなど、求人公告の内容と違っています。どうすればよいでしょうか。
求人公告に記載されている内容は、労働者を募集するときに示される基準となる労働条件です。たとえ求人公告に給料の額や労働時間が記載されていても、採用面接のときに、残業はあるのか、あるとしたらどれぐらいか、また、給料の額は基本給なのか、手当などを含めたものか、残業代を含めたものか、など具体的に確認しておくことが大切です。
労働者を採用し、労働契約を結ぶ場合には、使用者は、労働者に対して賃金、労働時間などの重要な労働条件については書面で明らかにしなければならないとされています。
しかし、労働条件が明示されていない場合に、求人広告や求人票に記載されている内容がそのまま自分の労働条件であると思い込み、後々のトラブルの原因となる場合がありますので、まず、自分で違っていると思う労働条件について会社とよく話し合うことが必要です。
なお、明示された労働条件が事実と相違する場合は、労働者は即時に労働契約を解除することができます。