愛媛労働局長による建設工事現場パトロールを実施しました

 愛媛労働局(局長 瀧原章夫)では、7月1日から7月7日までの間で実施される「全国安全週間」を踏まえ、6月10日(金)に局長による建設工事現場パトロールを実施しました。
 今回、パトロールを実施した「松山駅付近高架化南江戸工区その1工事」は、四国旅客鉄道株式会社が発注し、JR松山駅の高架化を行う工事で、大林組・西岡総合建設共同企業体が施工するものです。
 現場パトロールに当たり、瀧原局長は、元請事業場の職員、下請事業場の作業員の皆さんに、建設業の労働災害のうち約3割を占める足場や作業床からの墜落・転落災害の防止対策、夏場に注意が必要な熱中症対策及び新型コロナウイルス感染症対策の確実な実施を呼びかけました。
 そして、現場パトロールでは、墜落・転落災害防止対策や熱中症対策の取組状況を重点として、新型コロナウイルスの感染症対策の実施状況を確認しました。当該工事は、松山駅ホームに隣接していることから、多くの利用者が工事の様子を見守っていますが、足場や通路の確保が適正に行われ、墜落防止措置が適正に講じられていました。また、熱中症対策では、WBGT値(暑さ指数)を常時測定し作業員に周知啓発するとともに、休憩設備を整備している等の好事例が認められました。
 愛媛県下の建設業における令和3年の労働災害による死傷者数は、220人となっており、前年から28人(14.6%)増加しています(新型コロナウイルス感染者を除くと、死傷者数は198人で前年から7人(3.7%)増加)。また、死傷者のうち、令和3年には3人の方が亡くなっています。
 愛媛労働局では、建設業における足場等からの墜落・転落災害の防止対策の徹底を最重点として、労働災害防止対策を推進することとしています。
 各事業場の皆様におかれましても、職場から労働災害を撲滅するため、まもなく始まる全国安全週間を契機に、労働災害防止対策の徹底をお願いします。


  

  


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