令和7年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」の実施等について

～職場における熱中症対策が強化されています～ 

　
　厚生労働省では、従来から職場における熱中症予防対策について、毎年重点事項を示し、その予防対策に取り組んできたところです。平成 29 年（2017 年）からは「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」（以下「キャンペーン」という。（別添資料1参照））を実施し、各災害防止団体等と連携して熱中症予防対策を推進しています。秋田労働局（局長 山本博之）では、今年もキャンペーンを実施しております。
　また、職場における熱中症対策を強化するための労働安全衛生規則の改正が行われ、令和7年6月1日より施行されています（別添資料2参照）。熱中症の重篤化を防止することを目的とした対策を義務化したものであり、改正された労働安全衛生規則（以下「改正安衛則」という。）の遵守が求められます。
・秋田県内の令和6年（2024 年）の職場における熱中症による休業4日以上の死傷者数は5人で、死亡者はありませんでした。令和 2 年（2020 年）からの 5 年間では、死傷者数 48 人となっており、そのうち 5 人が亡くなっています。熱中症は重篤化するリスクの高い災害となっており、秋田県内においても対策の徹底が必要です。


・秋田県内の昨年の職場における熱中症に関連した労災保険支給決定件数は 89 件で、令和元年以降最多となった令和 5 年（2023 年）の 206 件からは減少しましたが、例年並みの件数となりました。令和 2 年（2020 年）からの 5 年間では、7月及び8月の発生が全体の 81.8％を占めました。 ・職場における熱中症対策の徹底を図るため、改正安衛則を広く周知し、その履行状況を確認していくほか、令和7年「STOP！熱中症 クールワークキャンペーン」実施要綱の周知と当該要綱で定める熱中症対策の徹底を図ります。
・改正安衛則が令和 7 年 6 月 1 日より施行されていること、例年、熱中症が多発する 7月以降に備える必要があることから、取組事項について、事業者団体に対して、要請を行い又は行うこととしています。
・改正安衛則について、広く事業者に周知し対策の徹底を図るため、別添資料3のとおり改正安衛則周知用のパンフレット等を作成するとともに、改正安衛則の周知を目的とした「熱中症対策説明会」を開催いたします（別添資料4参照）。また、キャンペーンを広く周知し、取組意識の向上を図るために『Cool work AKITA』ロゴマークを作成しました（別添資料5参照）。
・以上のほか、機会を捉えて改正安衛則及びキャンペーンについて周知するとともに、各事業者における熱中症対策への取組状況を確認し、必要な指導を行います。

詳細は報道発表資料(PDF)及び付属資料(PDF)をご覧ください。

　報道発表資料（PDF）
　付属資料(PDF)