【大館監督署】~転倒災害が増えています~「凍結や積雪路面での転倒災害が多発」

【照会先】

大館労働基準監督署
署    長 : 田村 功悦
安全衛生課長 : 千葉 知幸
(電話) 0186-42-4033

 大館労働基準監督署管内(大館市、北秋田市、鹿角市、小坂町及び上小阿仁村)における昨年までの労働災害発生状況を取りまとめたところ、転倒災害が増加傾向にあることから、降雪期の転倒災害防止についてお知らせします。
 降雪期に向け秋田労働局では「転倒防止かべ新聞等」(資料1)を作成、配布し、転倒災害防止対策の徹底を呼び掛けております。
 当署管内の転倒災害の多くは、凍結や積雪路面によるものであり、管内は降雪のほか、冷え込みが厳しいこと、日中と夜間の温度差が大きいことから、溶けた雪が凍るなどにより、積雪下の路面が凍結している状況での駐車場や敷地内の歩行中の災害が多く発生していることも原因の一つと考えます。
 大館署においては窓口に転倒災害防止に係るリーフレット(資料 2)や「転倒防止かべ新聞」などを用意しているほか、降雪期の下記の転倒災害防止対策の取組について指導を進めて参ります。
 ※秋田労働局ホームページの「STOP! 転倒災害プジェクト」(特設サイト)からも入手可能となっております。 


【降雪期における転倒災害の特徴(当署管内)】
・ 業種別(H29~R4)では、商業と保険衛生業がともに 24.3%と最も多く、次いで、製造業で 20.1%となっています。(別紙1・図表4)
・ 月別(H29~R4)では、降雪期に約6割(57.2%)発生している状況となっています。(別紙1・図表6)
・ 発生場所(R2~R4)は、屋外が 74.8%と最も多く、屋内が 25.2%となっており、そのうち、雪又は凍結路面等が起因した転倒災害の発生場所は、敷地内通路(歩行中)が 37.8%と最も多く、次いで、敷地内駐車場(車周辺)が 33.8%、事業場外(道路)が 14.9%となっています。(別紙2・図表7、8)
・ 発生時間帯(R2~R4)では、9時帯が 16.5%と最も多く、次いで、10 時帯が 15.5%、8時帯が 12.6%となっています。(別紙3・図表9)
・ 被災者の年齢別(R2~R4)では、60 歳以上が 41.7%と最も多く、次いで、50 歳代が 26.2%と、50 歳以上の労働者の占める割合が約7割(67.9%)となっています。(別紙4・図表10)
・ 被災程度別(R2~R4)では、休業1月以上3月未満が 54.4%と最も多く、次いで、2週以上1月未満が 27.2%となっており、一度発生すると、長期休業を要する傾向を示しています。(別紙4・図表 11) 


【転倒災害防止対策】(資料1~4)
 転倒災害防止対策として、以下の内容に係る取組の実施をお願いします。
・転倒予防のためのいきいき健康体操、労働者の転倒リスク測定の取り組み
・転倒危険場所への注意表示(見える化)、通路等の整理整頓や段差の解消による転倒災害防止
・屋外通路の除雪、融雪剤の散布による凍結防止
・足のサイズに合った靴、靴底がすり減っていない靴の着用


【問合せ先】
 大館労働基準監督署 安全衛生課(担当:千葉)
 〒017-0897 大館市字三の丸6-2 電話:0186-42-4033
 報道機関の皆様には、労働災害防止に向けた取組について関係者をはじめ県民に広く浸透するよう、取材・報道をお願いいたします。



添付資料等

 別紙1 転倒災害の発生状況
 別紙2 降雪期の転倒災害・発生場所
 別紙3 降雪期の転倒災害・時間別発生件数
 別紙4 降雪期の転倒災害・年齢別及び程度別

 資料1 転倒防止かべ新聞・ポスター
 資料2 STOP!転倒災害(大館署作成)
 資料3 労働者の転倒災害を防止しましょう(リーフレット)
 資料4 転倒予防のために適切な「靴」を選びましょう(リーフレット)


報道発表資料(PDF)

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