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労働災害が急増!~令和4年9月末の死傷者数が、令和3年発生分を超える~
【照会先】
秋田労働局健康安全課
課 長 : 佐藤 存
産業安全専門官 : 田川 健志
電話番号 : 018-862-6683
秋田労働局(局長 川口秀人)は、令和4年9月末の労働災害発生状況を次のとおり取りまとめました。
【添付】
資料1 「令和4年9月末現在 労働災害発生状況」
資料2 「令和4年労働災害発生状況(9月末)」
資料3 「事故の型・業種別災害発生状況等(9月末)」
資料4 「令和4年死亡災害発生状況(令和4年9月30日現在)」
報道発表資料(PDF)
1 死傷者数が大幅に増加 秋田県内における令和4年の労働災害による死傷者数※1(休業4日以上、以下同じ。)は1,629人で、令和3年(以下「前年」という。)の1年間で発生した死傷者数1,220人を超える状況となりました。≪資料1≫ 主要業種別の死傷者数は、多い順に保健衛生業が723人と最も多く、次いで建設業が220人、製造業が200人、商業が171人などとなっています。 令和4年9月末の死傷者数を前年と比較すると、主要業種のほとんどが前年同期比で増加しており、保健衛生業が564人(354.7%)増、建設業が43人(24.3%)増、製造業が45人(29.0%)増、商業が42人(32.6%)増となっています。≪資料2≫ また、事故の型別における死傷者数の多い順にみると、職場内における新型コロナウイルスによる感染が855人、転倒災害が280人、墜落・転落災害が138人、腰痛や捻挫等を含む動作の反動・無理な動作が77人となり、職場内における新型コロナウイルスによる感染が前年同期比で763人増となったことや、転倒災害も前年同期比で34人増加していることが要因となっています。≪資料3≫ 2 死亡者数も9人となり前年より増加 令和4年9月末現在における、労働災害による死亡者数(死傷者数の内数。以下同じ。)は9人で、令和3年が7人であったことから、昨年1年間の死亡者数を既に超える状況となりました。 業種別の死亡者数は、建設業が3人、次いで林業が2人、製造業と商業が1人ずつとなっています。 事故の型別では墜落転落と交通事故により、それぞれ3人となり、また、林業現場での伐採作業中における死亡災害が発生しています。≪資料4≫ 3 年末に向けた今後の労働災害防止対策 令和4年の労働災害による死傷者数のうち、「職場内における新型コロナウイルスによる感染※2」や「転倒災害」による労働災害が増加していることや、高所からの墜落災害及び林業現場での伐採作業中の労働災害が発生していることから、秋田労働局においては、今後、労働災害が増加している状況に対して、以下の取組を実施することとしました。 ① 職場内における新型コロナウイルスによる感染防止対策として、今までの取組を継続することとし、秋田労働局及び県内各労働基準監督署において実施する集団指導、個別指導等の各種指導時に事業場の感染防止対策の周知や実施状況の確認を行い、また、YouTube動画やSNSを活用した感染防止対策の周知を行います。(別途、プレスリリース予定) ② 転倒防止対策として、10月21日(金)に転倒防止対策プロジェクトチーム会議を開催し、今冬における転倒防止対策の実施方法や周知方法等について協議を行い、協議結果に基づく対策を実施します。(別途、プレスリリース予定) ③ 建設業における労働災害防止対策として、10月を建設業における災害防止集中取組月間として、県内各労働基準監督署における監督指導を重点的に実施し、特に墜落防止対策や、8月の豪雨災害による災害復旧工事等に対応している現場への安全対策の指導を実施します。 ④ 林業における労働災害防止対策として、10月19日(水)に林業労働災害防止協会秋田県支部と合同で、林業現場における安全パトロールを実施し、特に伐採作業中における安全対策の確認と指導を実施します。(別途、プレスリリース予定) ※1 「労働災害による死傷者数」とは、暦年(1月~12月)で発生した休業4日以上の労働災害をいい、県内各労働基準監督署に提出された、労働者死傷病報告の集計結果によるものです。 ※2 「職場内における新型コロナウイルスによる感染」とは、業務を起因とした感染や、職場内において感染したと思われるもので、感染により休業4日以上となった場合の感染者数を集計したもの。プライベートにより感染した事例は含まない。 |
【添付】
資料1 「令和4年9月末現在 労働災害発生状況」
資料2 「令和4年労働災害発生状況(9月末)」
資料3 「事故の型・業種別災害発生状況等(9月末)」
資料4 「令和4年死亡災害発生状況(令和4年9月30日現在)」
報道発表資料(PDF)