過労死等防止対策推進シンポジウムを開催しました
静岡労働局は、11月の過労死等防止啓発月間に合わせ、11月6日、浜松市のプレスタワー17F静岡新聞ホールにおいて、過労死等防止啓発を目的としてシンポジウムを開催しました。
本年度のシンポジウムでは、毎日新聞記者の東海林 聡氏から、『過労死・過労自死の背景を考える ~低賃金労働が覆う雇用社会~』と題し基調講演が行われました。東海林氏は、非正規労働者の増加に伴い正規・非正規という労働者の分断が生まれ、それが過労死・過労自殺の要因の一つとなっていると指摘されました。
また、ヤマハ株式会社産業医の山本 誠医師からは、時間外労働が月80時間超の労働者に対する産業医面談結果の際、職場の上司に今後の予定残業時間を報告させることにより、2008年に246人も存在した時間外労働月80時間超過者が、2017年には6人まで激減した取組事例などが紹介されました。
基調講演をいただいた東海林氏。 山本医師からは企業の取組事例を紹介していただきました。 |
シンポジウムの講演動画を公開しています。※期間限定(厚生労働省ホームページ)
https://www.mhlw.go.jp/karoshi-symposium/