令和4年度 岡山・玉野・西大寺地域版 働き方改革推進会議の開催について

~ハローワーク岡山・玉野・西大寺、岡山労働基準監督署~

 ハローワーク岡山、ハローワーク玉野、ハローワーク西大寺、岡山労働基準監督署は、令和4年12月19日に岡山労働基準監督署において、『岡山・玉野・西大寺地域版 働き方改革推進会議』を開催しました。
 当会議には、岡山・玉野・西大寺地域の商工会議所、商工会、岡山働き方改革推進支援センター、事業者団体等の責任者に出席いただきました。
 
               (会議の模様)



 当会議は、岡山労働局の「おかやま働き方改革会議」の地域版として、より実務的できめ細やかな情報提供等を図るとともに地域における機運の醸成を図っていくことなどを目的として平成30年度に設置され、今回が第5回目の開催となります。
 
 本年度は、働き方改革の推進に向けた関連法令への取組状況、賃金引上げに向けた取組状況と課題を確認するとともに、今後の地域全体・業界全体としての実効的な取組みの方向性などについて意見交換を行い、情報を共有いたしました。
 


【会議での出席者の方からの意見の一部をご紹介します。】
・社会保険労務士による個別の相談会・セミナー開催、広報誌の発行により、働き方改革の法令や各種助成金の周知、対応の支援を行っており、既に適用されている時間外労働の上限規制や有給休暇については、周知が行き届いたと感じている。
・賃金引上げについては、取り組んでいる事業者はいるものの、人手不足、原材料高、エネルギー価格高騰等の影響で対応に苦慮している事業者の方が多い。
・運輸業は、中小事業者が9割を占めており、3割程度は赤字である。
令和2年に「標準的な運賃」が告示されたが、仕事の打ち切りを恐れて運賃の交渉をしていない事業者が多い。適正な運賃の設定ができないと労働時間削減や賃上げを行うのは困難である。
標準運賃の実効性の確保、長時間の荷待ち解消を行政の協力を得ながら実施する必要がある。
・インボイス制度への対応の相談が多く寄せられており、中小事業者は対応に苦慮している。
 

 本会議においては、「令和5年4月1日から中小企業に適用される、月60時間を超える時間外労働の割増賃金率が50%への引き上げ」について、広報記事を作成するなどして認知度向上のためにさらなる周知に取り組むことを取組目標としました。

(構成員)
岡山商工会議所、玉野商工会議所、岡山北商工会、岡山南商工会、岡山西商工会、瀬戸内市商工会、(一社)岡山県労働基準協会岡山支部・玉野支部、(一社)岡山県建設業協会、(一社)岡山県トラック協会岡山支部、(独)労働者健康安全機構岡山産業保健総合支援センター、岡山働き方改革推進支援センター、岡山労働局、ハローワーク岡山・玉野・西大寺、岡山労働基準監督署(順不同)


【参考リンク】
「働き方改革特設サイト 支援のご案内」 (厚生労働省ホームページ)
「同一労働同一賃金特集ページ」 (厚生労働省ホームページ)
「働き方改革について」 (岡山労働局ホームページ)
「各種助成金制度」 (岡山労働局ホームページ)
「2023年4月1日から月60時間を超える時間外労働の割増率が5割に引き上げられます」 (岡山労働局ホームページ)



 
◎この記事に関するお問い合わせ先
  岡山労働基準監督署 TEL 086-225-0591

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