働き方改革に取組む「株式会社SCREENホールディングス」へ企業訪問を行いました

日時 令和3年11月26日(金)
 
場所 株式会社SCREENホールディングス(京都市上京区堀川通寺之内上る)
 
対応者 株式会社SCREENホールディングス
  執行役員 人事室長
副人事室長
人事室 人事政策課課長
百田 雅人
小山 良枝
西田 晴美
 
訪問者 京都労働局長 金刺 義行
  京都上労働基準監督署長
京都西陣公共職業安定所長
雇用環境改善・均等推進監理官
坂口 かつ子
草木 一之
髙塚 知紀

内容

 京都労働局金刺義行局長ほか3名は、令和3年11月26日(金)、京都市上京区の株式会社SCREENホールディングスを訪問し、百田雅人人事室長、小山良枝副人事室長、西田晴美課長と面談しました。
 冒頭、金刺局長より、働き方改革等の推進に係る要請文を、百田人事室長に手交しました。

要請文の手交

(左)百田人事室長 (右)金刺局長


 続いて、京都労働局から「働き方改革」の実現と支援策について説明した後、百田人事室長より株式会社SCREENホールディングスの事業概要と働き方改革の現状について、説明を受けました。
 株式会社SCREENホールディングスは、2017年度から進めていた働き方改革を深化させ、2020年度からは、さまざまな社会情勢下においても事業継続を可能とする「持続可能な新しい働き方の実践」を掲げ、業務の質に加え働く環境の自由度も向上することで、働きがいのある環境づくりに取組まれています。

具体的な取組内容

1 長時間労働の抑制に向けた取組

 総実労働時間1,800時間/年(一般職)を目標に掲げ、原則9時間の勤務間インターバル制度の義務化や1分単位の労働時間管理、所定労働時間の短縮等の取組を行い、過重労働防止のための制度・しくみ作りを整備されています。

2 休暇制度

 任意の計画有休制度を設け、2020年度は97%の年次有給休暇取得率を達成されています。
 また、リフレッシュ有休などの休暇制度を整備し、取得促進に努められています。

説明の様子

3 在宅勤務制度

 全従業員を対象に1か月75時間を限度とした在宅勤務制度を設けられています。また、サテライトオフィスをはじめとするワーキングスペースの整備を進められ、自宅以外でのテレワークも可能な環境を整備されています。

4 ダイバーシティへの取組

(1)男性の育児参加
 仕事と育児の両立がしやすく、働きやすい職場づくりの一環として、配偶者育 児休職(有給3日)を設けられた結果、対象従業員全員が当該休暇を取得されて います。
 また、配偶者育児休職制度の創設によって、男性の育児休業取得者も増加し、 育児休業の合計取得率は約92%(2021 年3月)と高い数字となっています。
 なお、育児等に関連した子育てサポート休暇、ファミリーサポート休暇等を設 けることにより、仕事と家庭生活の両立ができる職場環境を整備されています。

(2)障がい者雇用促進
 特例子会社において、障がい者雇用を継続的に進められています。

5 その他

 生産性を高めるマインドを醸成する取組やITツールを活用したデジタル化推 進リーダーの育成研修等について説明いただきました。
 このあと、高年齢者への取組や採用等に関する質疑を交え、働き方改革に関す る意見交換を行い、本日の企業訪問を終えました。

意見交換の様子

その他関連情報

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