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「えひめ建設安全の日」県下一斉パトロールを実施しました

「えひめ建設安全の日」県下一斉パトロールを実施しました

　令和3年9月10日（金）、建設業労働災害防止協会愛媛支部（以下「建災防」と言います。）が主催する「えひめ建設安全の日」県下一斉パトロールが、伊予郡松前町の松前中学改築工事の現場で行われ、愛媛労働局（岡本労働基準部長ほか）、松山労働基準監督署（森署長ほか）、建災防（久保支部長ほか）、松前町教育委員会（手島係長）、愛媛県土木部（曽我部主幹）などが出席しました。
　今回、パトロールを実施した現場は、松前町が発注する鉄骨造3階建て校舎の新築工事です。現場パトロールでは、近年建設業において死亡災害が多発している足場や脚立からの墜落・転落災害防止対策の実施状況を最重点とし、残暑が続く中での熱中症対策、新型コロナウイルス感染症対策の実施状況についても確認しました。また、9月は全国労働衛生週間の準備期間であることから、現場の衛生環境についても確認しました。
　当該工事は、学校敷地内での工事であることから就学中の生徒の安全に配慮され、現場内においては整理・整頓や通路の確保が適切に行われていました。また、熱中症対策ではWBGT値（暑さ指数）が実測され、墜落防止対策では脚立ごとに「安全な使用方法」を掲示する等の好事例を確認しました。
　建災防ではこの時期に、県下の1支部7分会で17現場のパトロールを実施しており、91人が参加しています。
　愛媛県下の建設業における令和3年8月末現在の労働災害による死傷者数（休業4日以上）は115人で、前年同期と比べ21人（22.3％）増加しており、うち2人の方が亡くなられています。
愛媛労働局では、建設業を令和3年度の最重点業種の一つとして、足場や高所、脚立等からの墜落・転落災害の防止対策の徹底を最重点に、労働災害防止対策を推進することとしています。
　みなさまにおかれましても、職場から不幸な労働災害を撲滅するため、安全衛生活動を一層強化いただきますようお願いします。　　