愛媛労働局長による建設工事現場パトロールを実施しました

 愛媛労働局(局長 瀧原章夫)では、7月1日から7月7日までの間で実施される「全国安全週間」を踏まえ、7月2日(金)に局長による建設工事現場パトロールを実施しました。
 今回、パトロールを実施した「伊予鉄西ビルビジネスホテル建築工事」は、株式会社伊予鉄グループが発注し、松山市駅に隣接する鉄骨造13階建てのビルの新築工事で、五洋建設株式会社四国支店が施工するものです。
 現場パトロール冒頭の挨拶では、瀧原局長から、元請事業場の職員及び下請事業場の安全衛生責任者(職長)に対して、建設業の労働災害のうち約4割を占める足場や脚立等からの墜落・転落災害の防止対策、夏季の工事で注意が必要な熱中症対策等について、現場作業者への日常的な配慮を直接呼びかけました。
 現場パトロールでは、墜落・転落災害防止対策や熱中症対策の取組状況を重点に確認し、併せて、新型コロナウイルスの感染症対策についても確認しました。当該工事は、市街地で狭隘な厳しい条件の中、整理整頓や通路の確保が適正に行われており、また、内装作業では脚立等からの墜落防止措置が適正に講じられていました。特に、熱中症対策では、WBGT値(暑さ指数)を屋内及び屋外の2か所で常時測定し作業員に周知啓発している等の好事例を確認しました。
 愛媛県下の建設業における令和2年の労働災害による死傷者数は、192人となっており、前年から9人(4.9%)増加しています。さらに、令和3年に入っても、5月末現在(速報値)で71人と前年同期比17人(31.5%)の増加と憂慮すべき状況となっています。また、死傷者のうち、令和2年には3人、令和3年には1人の方が亡くなっています。
 愛媛労働局では、令和3年度の最重点業種に建設業を掲げ、足場等からの墜落・転落災害の防止対策の徹底を最重点として、労働災害防止対策を推進することとしています。
 みなさまにおかれましても、職場から不幸な労働災害を一掃するため労働災害防止対策の徹底をお願いします。

   【パトロール風景】

    元請事業場の職員及び下請事業場の安全衛生責任者(職長)に対して
    労働災害防止を呼びかける瀧原局長

      

    現場のWBGT値を確認

    
 
       
 
    
 

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