STOP!熱中症クールワークキャンペーン

STOP! !熱中症 クールワークキャンペーン 青森労働局
 令和5年の当局管内における熱中症に係る労働災害発生状況をみますと、医療機関
を受診した方は184人で、令和4年の43人に比べ4倍以上となっており、発生場所も
工事現場や事業場敷地内などの屋外に限らず、工場内や倉庫内などの屋内でも発生し、
7月と8月の発生が全体の9割を占めている状況です。さらに、若年者から高齢者まで
幅広い年齢層で発生し、その中には、休憩中や帰宅後に、症状が出現、増悪した事案
も見受けられます。
 青森労働局においては、関係団体等と連携を図り、事業者において、これまで以上
に対策の徹底が図られるようあらゆる機会を捉えて広く呼びかけ、指導を行ってまい
ります。
 関係者が一丸となって、職場における熱中症を予防しましょう。

      
【事業者、労働者における具体的な実施事項】
(1) 熱中症について十分な知識がある者のうちから熱中症予防管理者を選任の上、
  暑熱環境や作業強度、労働者の体調等を適正に把握し、状況に応じた取組、対策
  を検討する。
(2) WBGT値(暑さ指数)の把握は、日本産業規格に適合したWBGT指数計による
  随時把握を基本とし、身体作業強度等に応じたWBGT基準値に照らして評価し、
  当該数値が基準値を超え又超えるおそれがある場合は、簡易な屋根、通風・冷房
  設備等の設置や連続作業時間の短縮、作業場所の変更など熱中症リスクの低減措
  置を図る。
(3) 環境により、単独での作業を控え、熱中症予防管理者等は労働者の身体状況、
  水分及び塩分の摂取状況を頻繁に確認する。また、暑熱順化の適性が危惧される
  新規採用者等に対しては、計画的な暑熱順化プログラムを組む。
(4) 労働者は、睡眠不足、体調不良、前日の多量の飲酒等について注意し、当日の
  朝食を適切に摂る。
   また、管理者は作業開始前及び作業中に労働者の健康状態の把握に努める。
(5) 雇入れ時や新規入場時に熱中症のリスク等に係る重点的な教育を行うことに加
  え、日々の朝礼等の際に、作業環境に応じた教育を行う。
(6) 体調不良が発生した場合の連絡・対応方法を定め、関係者へ周知する。また、
  異常を認めたときは、躊躇することなく救急隊を要請する。
 
[参考情報等]
厚生労働省(職場における熱中症対策)

環境省熱中症予防情報サイト  気象庁(気温予測情報など) 

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