「ユースエール認定企業」認定通知書交付式を開催しました！

　令和7年12月3日（水）、秋田労働局では「青少年の雇用の促進等に関する法律（若者雇用促進法）」に基づき、若者の雇用管理状況が優良で一定の基準を満たしたユースエール認定企業として、横手市の『伊藤建設工業株式会社』を認定し、認定通知書の交付を行いました。
　その後の懇談では、若手・女性技術者の定着・育成のための同社の取組として、社長面談の実施や建設ディレクターの導入などについて懇談を行いました。
　『伊藤建設工業株式会社』は、若手・女性技術者の育成に力を入れている企業で、今回の認定にあたっては女性の育児休業取得率が100％と特に優良な実績での認定となりました。また、秋田県内のユースエール認定企業は22社となりました。

【認定企業】
伊藤建設工業株式会社（横手市）
業種：建設業

中央右：伊藤建設工業株式会社 代表取締役　中村 清昭 様
右：同社 総務経理部 総務部長　奥山 哲哉 様
右から2人目：同社 営業部　高橋 美緒 様
中央左：秋田労働局 局長　山本 博之
左から2人目：秋田労働局 職業安定部 部長　紫藤 洋平
左：ハローワーク横手 所長　小笠原 誠

＜代表取締役　中村 清昭 様 ごあいさつ＞
　本日はユースエール認定通知書交付式においでいただきまして、大変ありがとうございます。
　ユースエール認定制度は、創設当時から意識しておりました。私は一般社団法人秋田県建設業協会の理事として、県と協業した担い手確保・育成支援事業に創設当初から携わっており、どうすれば若者を採用して育成できるのか、十数年前から検討してきたところでございました。しかしながら、弊社は現場のマネジメントが主の会社ですので、女性が男性の中に混ざって現場を担当する中で、3人採用すると3年以内には1人辞めてしまうことで、かつては離職率が3割程度と世間一般並みにありまして、どうすれば減らせるのかと試行錯誤して参りました。処遇の改善、休暇、残業など、できることから毎年改善を続け、やっと今年基準をクリアできるレベルまでになり、総務部長、営業担当と打ち合わせまして、十年来の目標でありましたユースエール認定が叶うことができました。ただ、この基準の厳しさは十分承知しております。認定されて終わりではなく、今後も継続できますように、ある程度自分にプレッシャーをかけながら、さらなる改善活動を続けていきたいと思っております。
　私は現在一般社団法人平鹿建設業協会の会長として、これからの少子化の時代は若者のみならず女性の活躍が必須だと考え、当時の協会役員で女性部会「SAKURA」を立ち上げ9年目になりました。会社の垣根を越えた女性の輪を提供して、色々な意見交換、情報交換をしていただきながら、定着率を高めようと活動をしているところでございます。これからは、ますます担い手の確保・育成が重要なテーマになると思いますので、今後とも引き続き努力して参ります。労働局の皆さまには、引き続きよろしくご指導の方お願いしたいと思います。本日は誠にありがとうございました。

懇談の場面