- 秋田労働局 >
- ニュース&トピックス >
- フォトレポート >
- 令和6年度 秋田労働局長・林災防秋田県支部による合同パトロールを実施
令和6年度 秋田労働局長・林災防秋田県支部による合同パトロールを実施
秋田県内の林業現場では、例年、気象条件や作業条件が悪化する冬季に死亡災害が発生する傾向にあり、過去11年間における林業の死亡者数18名中、冬季(12月~3月)に亡くなられた方は11名と61.1%を占める状況にあります。
また、県内の林業における労働災害による死傷者数(休業4日以上)は、近年、減少傾向にはあるものの、令和2年から令和5年まで4年連続で死亡災害が発生している状況にあります。
このような状況を踏まえ、10月28日、秋田労働局長及び林災防秋田県支部の副支部長が先頭に立って、林業現場に対する合同パトロールを実施しました。
パトロールに先立ち山本局長から、林業における死亡災害の撲滅を図るため、決められた作業方法による安全作業を行うこと、その際、関係者が互いに連絡を取り合うとともに、関係者以外は危険区域内に立ち入らないことなど労働災害防止を最重点とした安全対策の徹底について呼び掛けました。
パトロール現場では、チェーンソーを用いた立木の伐倒作業や木材伐出機械を用いた伐倒木の造材及び集材作業が行われていました。
パトロールの結果、現場の事前調査の実施とその結果に基づく作業計画の策定及び関係者への周知、適切な方法による伐倒作業並びに木材伐出機械の安全な取扱い等について確認することができました。
また、林災防の安全管理士からは、チェーンソーを用いた伐倒作業における受け口切りに際し、下切りと斜め切りとの会合線を一致させることの重要性等について助言がありました。
パトロールに先立ち挨拶を述べる山本局長(右から2人目) |
立木の伐倒作業の様子 |
伐木機械(ハーベスタ)による玉切り作業の様子 |
走行集材機械(フォワーダ)による集材作業の様子 |