令和5年度建設現場年末公開安全衛生合同パトロールを実施

 年末の建設現場は、降雪や凍結などの影響による作業環境の悪化に加え、工期を意識した工事の輻輳化など危険リスクが高まることから、重篤な労働災害の発生が懸念されます。
 秋田労働局では、建設関係団体及び発注者に対し、労働災害防止のための要請を行うとともに、年末の建設現場における重篤災害の未然防止を図るため、「令和5年の年末も笑顔で過ごそう」をスローガンに「建設現場年末無災害運動」(12月1日~31日)を展開しています。
 併せて、12月に東北6局長が建設現場の一斉パトロールを行うこととしており、本パトロールはそれらの一環として実施したものです。なお、構成は秋田労働局、秋田労働基準監督署及び建設業労働災害防止協会秋田県支部となります。
 パトロールに先立ち山本局長から、県内における建設業の死亡災害について、過去5年間(平成30年~令和4年)で22人が亡くなられており、全業種の死亡者数の約半数(47.8%)を占める状況となっていること、特に冬季における労働災害の発生が懸念されることなどについて、説明、指示を交えた挨拶がなされました。
 パトロールの結果、足場が概ね良好に設置されていたこと、内燃機関を有する機械の傍らで作業する労働者にガス濃度計を携行させ、CO中毒防止等の措置を講じていたこと、現場内に風速計を配備し、強風時におる作業中止の判断に活用していたことなどの安全衛生管理の取組が認められました。
 その後、報道機関からの取材に対し、山本局長は、墜落防止対策や車両の逸走防止対策等を図るほか、冬季は全産業を通じて転倒災害が多発するため、除雪や融雪剤の散布、照明の設置等により安全通路を確保するなどして、転倒災害防止対策にも万全を期していただきたいと述べました。

 
パトロールに先立ち挨拶を述べる山本局長



パトロールの様子




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