令和5年度 秋田労働局長・林災防秋田県支部長合同パトロールを実施

 秋田県内の林業現場では、例年、気象条件や作業条件が悪化する冬季に死亡災害が発生する傾向にあることから、10月17日、秋田労働局長及び林災防秋田県支部長が先頭に立って、林業現場に対する合同パトロールを実施しました。
 県内の林業における労働災害による死傷者数(休業4日以上)は、近年、減少しているものの、令和2年から継続して死亡災害が発生しており、令和4年には2名が亡くなられており、また、本年も既に1名が伐倒作業中に亡くなられております。
 パトロールに先立ち山本局長から、林業における死亡災害は、冬季に多発する傾向にあること、死亡災害の撲滅を図るため、伐木、造材作業における基本ルールを遵守すること、特に作業者間の連絡合図の徹底や、立入禁止措置を確実に講じることなど労働災害防止を最重点とした安全作業の継続と徹底に関する説明を交えた挨拶がなされました。
 パトロール現場では、高性能林業機械を用いた伐倒木の造材、集材及び作業道の開設等の作業が行われていました。
 パトロールの結果、インカムが備わるヘルメット等を用いた連絡合図が徹底されていたほか、現場の事前調査の実施、作業計画の策定と関係者への周知、機械の点検整備の実施及び有資格者の配置など、適切に安全作業が励行されていたことが確認できました。
 なお、当日は強風のため、当初予定されていた伐倒作業は見送られることとなりましたが、林災防の安全管理士より、チェーンソーを用いて伐倒作業を行うときは、安全な伐倒方向の確保及び立木が裂けることなどによる危険を防止するため、受け口切りにおいて、斜め切りと下切りとの会合線を一致させることが重要であることなどについて助言がありました。

 
パトロールに先立ち挨拶を述べる山本局長



最新の木材伐出機械(ハーベスタ)の機能等について説明を受ける山本局長

(注) 機械は停止状態です。


パトロールの様子


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