労働基準監督官の処遇
採用後のキャリアパス
採用~2年目までは、東京労働局内で監督業務に勤務します。
3年目~4年目の2年間のみ、東京労働局以外の労働局で勤務します。
(採用後3年目以降は、厚生労働本省で勤務するという選択肢もあります。)
5年目~東京労働局に戻り、東京労働局内の労働基準監督署や労働局で勤務します。
(本人の能力や適性により、監督・安全衛生・労災等の業務に従事します。)
労働基準監督官は、努力次第で労働基準監督署長や都道府県労働局の幹部職員に昇進することができます。
国家公務員は全国転勤のイメージが強いと思いますが、3~4年目の2年間以外は、東京労働局内の勤務ですので、非常にライフプランの立てやすい職種となります。
俸給
大学新卒の初任給は1級26号棒(186,900円)です。
※大学卒業後の学歴や職歴によって、その期間を経験年数として上乗せされることがあります。
※俸給は、任官後、勤務成績等に基づいて、昇給、昇格します。
諸手当(主なもの)
①扶養手当
扶養親族のある職員に支給されます。
配偶者 月額6,500円(無職など一定の基準を満たす場合)
子ども1人につき 月額10,000円
②住居手当
民間アパート等に入居し、月額16,000円を超える家賃を支払っている職員に支給されます。
(上限28,000円)
③通勤手当
通勤のため交通機関等を利用し、運賃等負担する職員に支給されます。
交通機関等を利用する場合には、一般的には6か月の定期券相当額(月額55,000円の範囲内)で支給されます。
④地域手当
大都市圏に勤務する職員には、その地域に応じて給与(俸給)の3~20%の地域手当が加算されます。
東京労働局では、東京23区内勤務であれば全国最大の20%、その他の地域でも12~16%の地域手当が支給されます。
⑤期末・勤勉手当
6月、12月の年2回支給されます。
(年間支給割合は4.40か月分:令和5年4月時点)
⑥超過勤務手当
正規の勤務時間を超えて勤務することを命じられた職員に対して支給されます。
⑦特殊勤務手当
著しく危険、不快、不健康または困難な勤務に従事した職員に支給されます。
(例:高所作業手当、犯則取締等手当など)
勤務時間
8時30分から17時15分まで(休憩1時間)
※一部時差出勤を実施。
休日
土曜日及び日曜日、国民の祝日並びに年末年始(12月29日~1月3日)
休暇・休業制度
①年次有給休暇
4月1日採用の場合、採用日に15日付与されます。
翌年以降は、毎年、1月1日に年20日付与されます。
②夏季休暇
7月~9月までの間に、連続した3日間を取得できます。
7月~9月までなら自分の好きな時期に取れるので、お盆などの行楽地が混む時期を避けることもできます。
③その他
病気休暇、産前・産後休暇、育児休暇等制度など、多数の休暇・休業制度があります。
東京労働局の採用に関する
お問い合わせ
(労働基準監督官)
東京労働局 総務部 総務課 人事第2係
〒102-8305
東京都千代田区九段南1-2-1 九段第3合同庁舎14階
TEL:03(3512)1052