令和6年度 静岡年末年始無災害運動(静岡労働基準監督署)
静岡年末年始無災害運動は、年末年始を無事故で過ごし、誰もが明るい新年をスタートできるように、慌ただしい時期だからこそ基本的観点に立ち返り、労働災害防止対策を推進していくことを目的としています。
静岡県内では労働災害により令和6年10月末現在で14人もの尊い命が失われています。このうちはさまれ、巻き込まれにより死亡した労働者が6人、次いで墜落、転落により死亡した労働者が3人と、昨年同様この2つの事故の型を起因とした事故で多くの労働者の方々の命が失われています。 休業4日以上の死傷者数は10月末現在で3,657人と前年同期に比べ423人(10%)減少していますが、新型コロナウイルス感染症によるものを除くと、75人(2%)増加しています。転倒災害については、10月末現在の死傷者数は825人と前年同時期に比べ15人(2%)減少しているものの、全死傷者数の24%と多くを占めています。また、前年度の同運動期間中の転倒災害による死傷者数は168人と一昨年同時期と比べ31人増加し全死傷者数の29%以上を占め、年末年始に転倒災害が増加する傾向にあります。 このような状況の中、「転倒」、「墜落・転落」、「はさまれ・巻き込まれ」の災害防止を重点実施事項とし、以下の基本的観点に立ち「令和6年度静岡年末年始無災害運動」を県下一斉に展開します。
<基本的観点>
〇 いかなる時代にあろうとも、「労働災害は本来あってはならないもの」であり、労働災害防止は企業の社会的責任であること。
〇 「安全最優先」の思想は先人の尊い犠牲によるものであり、「安全のルール」はその貴重な教訓であること。
〇 一人の不安全行動は、他の人の不安全行動を招き、多数の災害を誘発するおそれがあること。
〇 無事故の帰宅は、本人を取り巻くすべての人の当然かつ切なる願いであること。
スローガン
「 違和感を見過ごす先に危険アリ、年末年始の安全行動。 」
実施期間 令和6年12月1日から令和7年1月15日
資料1 令和6年度静岡年末年始無災害運動実施要領
資料2 令和6年度静岡年末年始無災害運動ポスター
資料3 静岡県内の労働災害発生状況(令和6年10月末)