島根労働局では、令和7年6月3日に
くるみん認定通知書交付式を行いました。


 厚生労働省では、次世代育成支援対策推進法に基づく子育てサポート企業として『くるみん』認定しています。
 令和7年5月1日に、株式会社新興建設コンサルタント(川本町)を『くるみん認定』(1回目)として新たに認定し、令和7年6月3日にくるみん認定通知書交付式、意見交換会を行いました。
 島根県内で19社目の『くるみん』認定企業となり、学術研究、専門・技術サービス業では、島根県の認定となります。
 
右:株式会社新興建設コンサルタント 代表取締役 白鷺 光泰 様
左:島根労働局 局長 岩見 浩史

  
左から島根労働局雇用環境・均等室 室長 越沼 綾乃
         島根労働局 局長 岩見 浩史
         株式会社新興建設コンサルタント 代表取締役 白鷺 光泰 様
         株式会社新興建設コンサルタント 総務部 係長 中平 海 様

 
 意見交換会では、株式会社新興建設コンサルタントのくるみん認定に向けた取組のきっかけや誰もが働きやすい職場環境づくりの経緯などをお聞きしました。
 同社からは、
  • 5年前から健康経営を手探りで取り組み始めた。その一環として、『誰もが働きやすい職場環境づくり』に取り組んでいる。
  • 男女ともに育児休業等取得が100%となっており、励みになると思い『くるみん認定』を目指した。
  • 当初は、経営者、担当者からの発信だけでは全社的な理解を十分に浸透させることが難しく、従業員の間に温度差が生じるなど、意識のギャップを埋めることに苦労した。そこで衛生委員会を立ち上げ、定期的にメンバーを交代しながら活動を進めた。トップダウンの指示に加えて、現場からのボトムアップの提案も取り入れることで、社員一人ひとりに当事者意識が芽生え、結果として全社的な理解の促進につながった。
  • 色々な形のコミュニティを大切にしてきたことで、社員同士のつながりがより強くなっている。特に月1回の食事会や、ご家族も参加できる忘年会などの交流の場を通じて、従業員同士はもちろん、支えてくださるご家族の顔も見える関係性を築けている。こうした取り組みにより、『助け合いの文化』が育まれ、育児休業の取得等がしやすい職場環境だけでなく、従業員の定着につながっている。
  • 属人的な業務が多い中、IT機器等の導入により、3人で行っていた業務が2人、時には1人でも対応できるようになり、生産性の向上にもつながっている。
  • メールや資料を関係者全員が確認できるようにしている。そのため、誰が現在どのような業務に取り組んでいるかが可視化され、情報共有の促進だけでなく、必要に応じた業務サポートにもつながっている。こうした取組が、組織全体としての体制強化になっている。
  • 育児休業などの取得を促進するために、オンラインを活用した研修等に積極的に参加し、制度理解を深めた。取得を希望する従業員に対しては、分割取得が可能であることや給付金など制度の詳細を丁寧に説明することで、会社としてもしっかりと後押しする姿勢を示すことができた。
  • 育児休業を取得した従業員から、「育児を通じて時間の使い方を見直すきっかけとなり、仕事の効率化にもつながった」との声があった。こうした気づきを聞くことで、育児休業の取得促進に取り組んできて良かったと感じた。
  • 今後も『働きやすい環境づくり』に取り組み、ステップアップして『プラチナくるみん』を目指したい。

 といったお話を伺いました。

このような取組が子育て支援にも繋がっていると感じました。
今度は『プラチナくるみん』にも是非挑戦してください!!

 
 
【担当課室】
 島根労働局雇用環境・均等室
 0852‐31‐1161

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