岡山労働局長が建設現場パトロールを実施しました


 
令和4年6月16日に岡山労働局(局長 成毛節)は建設現場のパトロールを実施しました。
また、岡山労働基準監督署及び建設業労働災害防止協会岡山県支部も連携して現場の安全管理や衛生管理を確認しました。
 
●パトロール現場
 施工業者:竹中・荒木・小倉共同企業体
 工事名称:岡山市表町三丁目10番11番23番24番地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事
 施工場所:岡山市北区表町3丁目23番118
       
               建設現場全景
 
令和3年の県内の労働災害は、死亡災害は過去最少の7人となりましたが、このうち5人は建設業であり、死亡災害における建設業の占める割合は依然として高い状況です。
よって、足場、はしご、脚立等からの墜落・転落防止対策、熱中症対策の充実等、災害の防止の諸課題に対し、建設現場での取り組み状況を確認し、その重要性を周知して水平展開することを目的として、岡山労働局長建設現場パトロールを実施しました。
 
現場では足場等からの墜落・転落防止対策、段差の養生等による転倒防止対策、WBGT値の掲示やミスト扇風機の設置等による熱中症対策、休憩所のアルコール消毒や検温、衝立の設置や換気等による新型コロナウイルス感染拡大防止対策がとられていました。また、外国人労働者が安全注意事項を視覚で分かるように、外国語(ベトナム語)で書かれた掲示物が大きく掲示されていました。
     
      外国語表記の安全注意事項(ベトナム語)の掲示の
      説明を受ける成毛労働局長
 
その他、未熟練労働者(経験2年未満)のヘルメットに若葉マークを貼り、職長とペアで作業を行ったり、「ビジネスチャット」と呼ばれるSNSを使い、現場パトロールでの指摘事項などを各協力会社が持つ携帯端末に一斉送信し、情報の共有化を図っているなど、他の現場に水平展開するにふさわしい好事例が確認できました。

   ヘルメットに若葉マークを貼っている状況
            
             スクリーンに映された 「ビジネスチャット」の画
             面を見ながら説明を受ける成毛労働局長
            
また、成毛労働局長からは、「現場の関係請負人、一人親方、出入り業者、警備員を含めて労使一体となって災害防止に取り組んでください」、「あと半年で完工となるが、この施設を利用される方々が楽しんでいただけるよう、引き続き安全衛生に尽力いただき、最後まで「怠らず」に工事を終えてください」とお願いしました。
     
           講評を行う成毛労働局長(中央)
 
なお、各労働基準監督署においても、同様の安全パトロールを全国安全週間及びその準備期間中に実施しています。
 

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