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全国初!行動災害防止大会(夏ゼロ運動30周年記念大会)を開催しました【和気労働基準監督署】
和気労働基準監督署管内における労働災害による休業4日以上の死傷者数は、近年、横ばいで推移しており減少傾向が見られず、その内容をみると、「転倒」及び腰痛等の「動作の反動・無理な動作」など職場における労働者の作業行動を起因とする労働災害(以下「行動災害」という。)が増加しています。
このため、和気労働基準監督署(署長:三見明弘)と災害防止団体等連絡協議会(会長:天野洋一)は、行動災害に歯止めをかけるべく、令和4年8月26日に学び館「サエスタ」(岡山県和気郡和気町)において行動災害防止をテーマとした全国初の大会を開催しました。
なお、本大会は、和気労働基準監督署と災害防止団体等連絡協議会により平成4年以降毎年実施している夏季における労働災害防止運動
「夏ゼロ運動」の30周年記念大会としても位置付けています。
〇開会あいさつ
〇講話
和気労働基準監督署の森井監督・安衛課長は、
行動災害防止の必要性や「SAFEコンソーシア
ム」の立ち上げに至った背景など、近年の労働
災害発生状況などから説明しました。
和気労働基準監督署
監督・安衛課長 森井顕二
〇特別講演
特別講演では、JFEスチール株式会社西日本
製鉄所(倉敷地区)安全健康室ヘルスサポート
センター主任部員(係長)の乍智之氏から、「体
力低下が原因となる労働災害対策~安全に長
く元気で働くために必要な体力の視点からの取
り組み~」と題し、体力測定と運動の義務付けに
よる組織的な体力増進の取組により高年齢化の
進む労働者の体力低下を防ぐこと、自社内での
転倒・腰痛災害を減少させた事例や取組のポイ
ントなどの説明がありました 。
乍智之氏
〇パネルディスカッション
和気労働基準監督署管内の製造業・運送業・第三次産業(介護施設)の担当者をパネリストとしてお招きし、モデレーターを岡山産業保健総合支援センターの坪井一倫副所長、アドバイザーを乍氏が務め、「行動災害・高年齢労働者の労働災害防止について」と題したパネルディスカッションが行われました。
●パネリスト
・医療法人紀典会 老人保健施設エスペランスわけ
リハビリテーション室長 今川政二氏
・株式会社クラレ 鶴海事業所
環境安全部環境安全グループ 中山裕介氏
・横山商事株式会社
代表取締役社長 横山忠彦氏
(順不同)
◆アドバイザー
乍智之氏(特別講演から引き続き)
◆モデレーター
岡山産業保健総合支援センター
副所長 坪井一倫氏
パネルディスカッションの内容は取りまとめ中です |
〇大会宣言
〇閉会あいさつ
~従業員の幸せのための安全アクションの推進に向けて~
厚生労働省では、従業員の幸せのための安全アクション推進に向けた「SAFEコンソーシアム」を設立し、行動災害予防に関する行動変容を促す取組を推進しています。
岡山労働局では、行動災害防止を働く人、事業者だけでなく、企業、家族、地域、顧客や取引先、サプライチェーンも含めたステークホルダー全員による県民運動として、更にその先に「安全文化の醸成」を推進していくことを目指し、情報交換や取組の検討、広報活動等の取組を順次、進めてまいります。