令和4年 笠岡労働基準監督署管内の労働災害の現状 ~会社の財産である労働者を守りましょう~

 笠岡労働基準監督署管内(笠岡市、井原市、浅口市、里庄町、矢掛町)における令和4年の労働災害(新型コロナウイルス感染症によるものを除きます)は、休業4日以上の死傷災害が205件(前年比15%増)で、過去10年で最も多く発生しました。
 また、荷物が崩れて下敷きとなる災害、機械に巻き込まれる災害により、死亡災害が2件(前年比2件増)発生しました。
 事故の型では、「転倒」「墜落・転落」「動作の反動、無理な動作」(腰痛など)が多くを占めます。また、50歳代以上の労働者が被災する割合が増加し、休業見込日数も平均1か月以上となっています。
 長期的にみても労働災害は増加傾向にあり、その背景には、高年齢労働者の増加が考えられます。今後は、「転倒」、「動作の反動、無理な動作」(腰痛)といった、労働者の作業行動に起因する災害の防止に積極的に取り組むことが求められます。
 
 労働災害を防ぐことは、会社の財産である労働者を守ることです。安定した事業運営にも欠かせません。事業者がリーダーシップを発揮し、労働者ご自身の自覚も促しつつ、労働災害のない、安全で安心できる職場を作りましょう。
 

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