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令和7年4月15日(火)

内外商工 株式会社、トップ工業 株式会社、株式会社 グリーンライフ、柏崎信用金庫、ダイワ電気工事 株式会社、トーヨーリトレッド 株式会社、外山工業 株式会社の「ユースエール認定通知書」について、交付式を開催しました。

 内外商工株式会社様、トップ工業株式会社様、株式会社グリーンライフ様、柏崎信用金庫様、ダイワ電気工事株式会社様、トーヨーリトレッド株式会社様、外山工業株式会社様の「ユースエール認定通知書」について、認定書交付式を開催しました。各企業の詳しいお取り組みについては、プレスリリースをご覧ください。
 

       前列左から 内外商工株式会社 代表取締役 柏木 正義 様
      新潟労働局 福岡局長
      株式会社グリーンライフ 及び 外山工業株式会社
                 代表取締役社長 外山 裕一 様
後列左から ダイワ電気工事 株式会社 常務取締役 本山 敬子 様
      トップ工業 株式会社 代表取締役社長 石井 真人 様
      柏崎信用金庫 常務理事 霜田 直也 様
      トーヨーリトレッド株式会社 代表取締役 髙瀬 昌洋 様
 
 
 
       【内外商工 株式会社 代表取締役 柏木 正義 様】(ユースエール認定)  

 この度ユースエール認定をいただきましたことを大変光栄に存じます。ご支援いただきました行政の皆様方には心より感謝申し上げます。
 弊社は新潟市中央区で内装仕上げ工事を中心に事業を行っております。昭和48年に設立し、たくさんのお客様のお力添えの下、一昨年50周年を迎えることができました。
 請け負っている工事は、病院やマンション、駅、学校、商業施設や物流センターの物件がメインでございます。
 最近の職人・現場作業員の高齢化やなり手不足の問題を受け、一昨年から当部門では外注から内製化を図りました。
 また、新規採用に力を入れるだけでなく、従業員が働きやすい環境作りにも注力してまいりました。
 その取り組みを3つご紹介いたします。
 1つ目は、社内システムのDX化です。
 内装工事積算ソフトや現場管理ソフト、勤怠管理システムを導入いたしました。
 内装工事積算ソフトでは、図面から手作業で行っていたものがパソコン上で作業でき、従来と比べ50%の作業時間削減が可能となりました。また、外回りの従業員向けに導入した現場管理ソフト、勤怠管理システムでは、日報や報告事項を現場から直接報告でき、事務所へ戻ってからの事務処理の時間を削減しております。
 2つ目に2024年4月より導入したフレックスタイム制です。
 外回りの従業員、特に現場の施工管理職は、担当現場の進捗状況により決められた所定間内の就業が難しくなってまいりました。フレックスタイム制度を導入することで、進捗に合わせて1日の作業時間を調整し、残業時間の削減を図りました。当初は従業員ごとに始業・終業の時間が違い、報告や連絡の食い違いなどの問題点も出ておりました。しかし、現場管理ソフトの導入やコアタイムの有効活用で、現場担当者間のコミュニケーション促進をはかりました。
 3つ目に従業員の健康管理です。
 2024年より健康経営優良法人の認定をいただいております。ストレスチェック制度の導入、第三者機関の相談窓口を設置し、メンタルケアに努めております。
 また、インフルエンザの予防接種、朝礼時のラジオ体操、生命保険会社と連携した健康チェックで、従業員の健康管理をサポートし、弊社のサービスを継続してお客様に提供できるように進めております。
 以上3つの取り組みを実施し、従業員の生産性の向上、残業時間の削減、ワークライフバランスの改善に努めました。
 弊社は平均年齢32歳、平均勤続年数11年と若い人材が多く、活気あり、長く働き続けられる職場です。
 今回の認定を受け、今後もさらに従業員が働きやすく、かつ健康で、どの年代の従業員も活躍できる職場環境を作り、地域の皆様に安心安全の施工を提供し続けられるよう従業員一同努めてまいります。
 最後になりますが、行政の皆様方には引き続きご指導、ご便達のほどよろしくお願いいたします。
 本日は、認定いただきまして大変ありがとうございました。

 
       【トップ工業 株式会社 代表取締役社長 石井 真人 様】(ユースエール認定)  

 この度はユースエールの認定を頂戴いたしまして、大変ありがとうございました。
 私どもの会社は作業工具を作っている会社でございまして、非常にアイテム数の多い点が特徴でございます。
 私どもは、若い人に限らず、社員の労働環境をいかに整えていくか、そしていかに働きやすい環境を作るかに長年取り組んできております。
 そのために一番必要なことは、弊社にとりましては『欠品をなくす』ことでございました。アイテムが多いとどうしても欠品が増えますが、これにより余計な作業がどんどん発生してしまい、社員の生産性を落とす一番の原因となり、働く環境におけるストレスに直結していると考えました。そこで、欠品をなくすことに全員で取り組み、約5年をかけて、ようやく達成しました。『欠品をなくす』とは、ただ物をたくさん作ればいいというものではなく、限られた労働時間の中でいかに欠品をなくすか、取引先とどのような関係づくりをしながら欠品をなくしていくのかなど、いろいろな対策がございました。こういうことをやりながらようやく達成でき、さらに社員の残業をなくす、有休がしっかり取れる環境の中で、働く人が気持ちよく働けて、辞めていく人も少ない、こういう状況になってきているところでございます。
 今回、具体的な目標値を認定制度の中で示していただいて、それを弊社がクリアできているのか客観的な数字で評価し、認定いただけるのは非常にありがたいと思っております。
 今後も若い人の採用と教育に力を入れ、より働きやすい会社にすることを、今回のこの認定を励みに進めていきたいと思います。
 本日はどうもありがとうございました。

 
       【株式会社 グリーンライフ 及び 外山工業 株式会社 代表取締役社長 外山 裕一 様】(ユースエール認定)

 この度はユースエールの認定を頂戴し、本当にありがとうございます。感謝申し上げます。
 私どもは、三条市を拠点とし4つの会社で構成される外山産業グループでございます。主にエクステリア、園芸、DIY用品をはじめとした住居関連用品全般を扱っている会社でございます。
 最終的にはグループ全社のユースエール認定を目指して環境整備をしておりますが、まずは当グループのオリジナルブランドを企画販売する株式会社グリーンライフとその製造を担う外山工業株式会社の2社の認定をいただきました。
 私どもは労働環境を整備する一方で、社員の皆さん方にはその働きやすくなった環境に甘んじず、強い社会人に成長していただきたいと強く願っております。
 ユースエール制度は若者の採用育成に焦点を当てた制度でございます。育成や働きやすい職場環境を考えていくのは当然と思います。そして働きやすくなったその先に何があるのかは、各社が導いてあげるべきことだと考えております。
 ものづくりの観点では諸外国の中にはまだ過酷な労働環境によるマンパワーで安価な製品を作り、それを日本市場で売りさばく事例が多々ございますが、我々はそのような諸外国と戦って勝っていかなければなりません。人間、楽な環境に置かれるとつい楽な方に流れてしまいます。働きやすくなった分を、どれだけ諸外国と戦うためのやる気と成長力に変換できるかという仕組みづくりが、今後の課題と捉えてございます。
 強い日本を取り戻し、若い方が日本の主役になる頃には立派に日本を背負える強い人材に育てるということを信念に今後も取り組んでまいります。
 この度は本当にありがとうございました。

 
       【柏崎信用金庫 常務理事 霜田 直也 様】(ユースエール認定)  

 この度はユースエール認定をいただきまして、誠にありがとうございます。
 ご指導いただきました行政の皆様には、心から感謝申し上げたいと思います。
 弊金庫ですが、第一次世界大戦後の戦後不況、それに追い打ちをかけた関東大震災、これによって日本経済が大不況に陥った中で地元の有志が立ち上がり、地元の皆さんから出資を募り設立をした共同組織金融機関です。おかげさまで昨年創立100周年を迎えることができました。
 この100周年にあたっては、地域の皆様やまたお取引先の皆様に対して、様々な事業やイベントを通じて、感謝の気持ちをお伝えさせていただいたところでございます。
 また、日頃より職員に対するエンゲージメントとして労働環境の整備に積極的に取り組んでまいりました。
 その取り組みの一環といたしましては、令和5年7月に、働く女性に対しまして、仕事と家庭の両立支援で『くるみん認定』をいただきました。
 現在、企業が抱えている問題課題の一つが人手不足でございます。
 我々地方におきましては特に人口減少が続いており、とりわけ生産労働人口の減少が深刻化を増しているところでございます。このような環境の中で、弊金庫の基本方針は、お取引先の元気に貢献する、地域の活力に貢献することです。
 この実現に向けて今回の施策がつながったものと考えております。
 この取り組みは私たちの中だけで止めておくものではなく、地域の皆様に広く広報しながら、これからも若手雇用の定着化と雇用促進に努めてまいりたいと考えております。
 簡単ではございますが、一言の挨拶と代えさせていただきます。
 今後とも引き続き、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
 本日は誠にありがとうございました。

 
       【ダイワ電気工事 株式会社 常務取締役 本山 敬子 様】(ユースエール認定)  

 この度はユースエール認定をいただきまして、大変光栄に思っております。
 ご支援いただきました行政の皆様、そしてハローワークの方々に相談に乗っていただき、ご指導いただきました。心より感謝を申し上げます。
 弊社は十日町市松代に事業所があり、土木工事と電気工事をしております。
 十日町といえば皆さんご存知のように大変な豪雪地域でございまして、4メートル近い雪が降ることもございますし、3階建ての建物も2階まで雪に埋もってしまう大雪のときもございます。
 そんな時に弊社のベテラン除雪隊が生活を守るために道路の除雪をしております。ベテランの除雪隊は、背丈以上にも雪の壁を作りながら、大変美しく平たんに、ライフラインである道路を除雪することができる高い技術を持っております。しかしながら、ベテラン除雪隊も高齢化が進んでおります。
 皆さんが地域の暮らしを守る使命感と誇りを持って除雪作業に当たっておりますが、やはり人手不足、若者の不足というのは、弊社でも大きな課題になっております。
 高齢化や若者の流出が著しい中、若い社員を雇用するにはどうしたらいいかが大きな悩みです。また若い方に技術の継承や育成も大切なことと考えております。そして、働きやすい職場づくりが職場定着につながるとの思いで職場改善に取り組んでまいりました。その結果、若い方のキャリアアップが一目で分かるような教育カリキュラムを作り、社内で共有しております。
 また、『パパ育取得』や有給休暇の取得、残業時間の削減も進めてまいりました。
 加えて、健康管理の営業経営推進企業にも認めていただき、それにも取り組んでいるところで、少しずつ職場定着に現れてきているところでございます。
 そんな中、この度のユースエール認定をいただきまして、これからの取り組みに励みとなりました。
 さらなる地域貢献と信頼される企業であり続けるよう努めてまいりたいと思っております。
 本日は大変にありがとうございました。

 
       【トーヨーリトレッド株式会社 代表取締役 髙瀬 昌洋 様】(ユースエール認定)  

 この度はユースエール認定をいただきまして大変身に余る光栄でございます。
 認定取得にあたりまして、関係各位の皆様方に多分なご指導をいただきましたこと、この場をお借りしまして感謝申し上げます。大変ありがとうございました。
 さて私どもトーヨーリトレッドがどんな事業をやっているか、お話しさせていただきます。リトレッドタイヤと申しまして、古くなったタイヤをまた再生して新しいタイヤを作る、業界では縫製タイヤとかリトレッドタイヤと言われているタイヤを販売させていただいております。トラックやバスのタイヤを生産しておりまして、全国の運送会社様、それからバス会社様に納品させていただいております。糸魚川市と北海道の小樽市の2拠点に工場を持って生産をさせていただいております。
 このユースエール認定を目指して取り組んだことをいくつかご紹介させていただきます。
 まず、今ほども各企業さんからお話がありました人手不足、これを解消するために地元糸魚川市内や上越地域、そして県を越えて隣接する富山県の東部地方に、ハローワークさんにご協力いただき、訪問させていただきました。
 また、糸魚川商工会議所では、Uターン・Iターン人材確保のために地元企業の紹介をされていますが、そちらにも積極的に参加しております。
 特に注力しているのが、積極的な職場見学の受け入れです。地元高校生のみならず、県外の方、あるいは中途採用の方へ、まず現場を見ていただいて、どんな会社なのか、どんな仕事をしているのか、積極的に展開させていただいております。
 そして、何といっても、働いている社員の満足度アップです。
 特に個々のスキルアップに力を入れています。これにより、やりがいが感じられ、自分がやっている仕事の目的意識の向上ができました。各種の研修制度を整備し、独自のスキルマップというものを作りました。スキルを1段階から4段階までにランク付けして、1から2に、2から3に、3から4に、とあげていくことを目標としています。スキルによって、職場の配置転換を積極的に行い、どの職場に行っても、どの仕事をしても、その職場でスキルをアップすることにより、業務内容がシェアできるようになりました。
 その結果、有給休暇取得者が増えても、今まで苦労していた不在者の業務対応がうまくできるようになりました。
 さらに、スキルアップにより業務が効率化でき、社員の意識もモチベーションも変わって、残業時間の削減にもつながりました。
 それだけでなく、働く人たちの物理的な労働環境の改善もこの数年積極的にやってまいりました。
 私どもは製造工場でありますので、夏場の猛暑対策が急務でした。最高気温が40度を超えるぐらいの過酷な現場もありましたが、それを改善するためにいろいろな設備導入いたしました。現在は、30度程度まで改善されるようになりました。
 まだまだ課題は多いのですが、社員の皆さんも会社の取り組みを感じ取っているようで、だいぶ改善されてきたという声も聞いております。
 最後に、日頃からの健康対策です。
 会社方針でも『健康で心豊かな企業を目指そう』とし、体だけでなく心の健康も考え、心身ともに健康を充実させるよう伝えています。社員の意識も非常に高まってきております。
 こういった中で今回ユースエール認定がいただけたことは、社員も大変励みになっておりますし、これを一つの自信といたしまして、今後ともより良い会社づくりを行っていきたいと思います。そして社会に一つでも多く貢献させていただけるような、そんな企業を目指していきたいと思っております。
 本日は大変ありがとうございました。

 

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