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フォトレポート
令和6年4月30日(火)
亀田製菓 株式会社の「プラチナくるみん認定通知書」、株式会社 博進堂、株式会社 竹田工務店の「もにす認定通知書」、有限会社 品田総合設計事務所、株式会社 髙瀬商会、株式会社 吉田組、株式会社 ミカサの「ユースエール認定通知書」について、合同の交付式を開催しました。
亀田製菓 株式会社の「プラチナくるみん認定通知書」、株式会社 博進堂、株式会社 竹田工務店の「もにす認定通知書」、有限会社 品田総合設計事務所、株式会社 髙瀬商会、株式会社 吉田組、株式会社 ミカサの「ユースエール認定通知書」について、合同の交付式を開催しました。詳しいお取組みについては、プレスリリースをご覧ください。
前列左から 株式会社 博進堂 代表取締役社長 清水 伸 様 亀田製菓 株式会社 総務部長 金子 浩之 様 株式会社 竹田工務店 代表取締役 関 健一 様 後列左から 株式会社 吉田組 代表取締役 堀江 浩一 様 有限会社 品田総合設計事務所 取締役 品田 要 様 千葉新潟労働局長 株式会社 髙瀬商会 代表取締役社長 髙瀬 吉洋 様 株式会社 ミカサ 代表取締役社長 笠松 宏一郎 様 |
【亀田製菓 株式会社 総務部長 金子 浩之 様】(プラチナくるみん認定) |
当社は2018年から仕事と育児の両立を重要な経営課題として、主に3つの目標を掲げて取り組んでまいりました。まず1点目が父親の育児参画を促進するために育児のための休暇制度を導入することです。2点目が週1日程度の在宅勤務ができる制度を試験的に導入すること、そして3点目が年次有給休暇を取得推進するための施策を実行して、1人当たりの平均の年次有給休暇率を6割に引き上げることです。1点目につきましては、当社の商品であるベビーせんべいのハイハインという名前を使い、ハイハイン休暇を導入しました。現在はしっかりと浸透して7割くらいの男性従業員が取得しているところです。2点目は在宅勤務ですが、昨年から新たに制度化して月に5日は効率の良い働き方をしようということで在宅勤務制度を導入し、今推進しているところです。3点目の年次有給休暇の取得推進につきましては、年間に5日以上の取得推進、ワークライフバランスの推進も含めて取り組んでまいりました。特に2022年からは、バースデー休暇を新たに導入しています。また、エンゲージメントの施策では、各部署長にそれぞれのチームメンバーの声を聞いて課題を解決していこうという取り組みをここ2年間進めています。その中で一番多いのが有給の取得推進です。各部署長が働き方をどうやってより効率的にしていくかという目線で、有給取得の推進に各部署長自ら旗を振って取り組んでいただいているところです。育児と仕事の両立という観点ではまだ課題が多いのですが、これからも働き方を極力変えていけるように推進していきたいと考えています。簡単ですが、本日のお礼と弊社の取組についてご説明させていただきました。本日は誠にありがとうございます。
【株式会社 博進堂 代表取締役社長 清水 伸 様】(もにす認定) |
当社は、障害をお持ちの方を特別視することはしていません。障害者雇用で一番大事なことは、障害を持った方と業務のマッチングができるかどうかだと思っております。例えば、デザイン関係については、難聴で耳が聞こえない方が非常に想像力があり、クリエイティブな仕事にとても力を発揮しております。どうしてもマッチングができない方に対しては、できる限り本人の希望を聞き、どのような業務が適切か総務課のメンバーと話し合いをしながらマッチングに努めております。また、職場の雰囲気作りも非常に大事だと思っております。障害をお持ちの方が安心感を持って業務ができるよう、なるべく一人にさせないようにし、少しでも会話をするよう配慮し、周りの社員がサポートしております。当社の企業理念の中核にあるのは互いに恵むと書いて、互いに役立つ「互恵」という言葉だと、常日頃社員に話をしております。そのような意味でも障害者雇用が役立つことにつながるのであれば、今度も積極的に取り組んでいきたいと思っております。本日はありがとうございました。
【株式会社 竹田工務店 代表取締役 関 健一 様】(もにす認定) |
当社は、新潟市東区でコンクリートの型枠を作る型枠工事業をやっております。建設業は力仕事、現場仕事といったイメージが強く、建設業の障害者雇用がなかなか進まない理由の一つだと考えておりますが、そのようなことは決してないということを少しでも知っていただきたいという思いで、もにす認定を受けようとチャレンジしたことがきっかけでございます。最初の障害者雇用は10年前になりますが、色々と手探りの中でスタートを切ってまいりました。なかなか受け入れの環境がきちんと整わず、色々失敗・反省もありましたが、現在は受け入れ体制が企業風土として備わってきたと思っております。雇用した社員が仕事を続けていけるのかというのは、障害があるからではなく、その社員の特性が与えられている仕事とマッチしているかどうか、そこに尽きると思っております。障害者雇用を10年もやっておりますと、社員の中でも同じような感覚がすっかり定着をし、障害を持った方の雇用に関しても、いい意味で何とも思わないという雰囲気が出来上がってきました。建設業は人材不足と言われている業種の一つではありますが、障害者雇用というのは当社にとっては貴重な戦力です。当社には部長級や課長級の管理職もおり、本当に分け隔てなく仕事ができる環境が整ったと感じております。社会貢献的な側面も当然ありますが、貴重な戦力として積極的に雇用を続けていきたいと思っております。「ともに働く、ともに進む」ということが当たり前になる社会を作っていく中の、ほんの一時にすぎませんが、今後もしっかりと取り組んでいきたいと思っております。この度は大変ありがとうございました。
【有限会社 品田総合設計事務所 取締役 品田 要 様】(ユースエール認定) |
今回、ユースエール認定を受けることができ、非常に嬉しく思っております。私ども、建築の業界では高齢化が進んできており、また、建築を志す若者の数も減ってきているという状況です。業界全体として、この課題に取り組んでいかなければいけないと考えております。そこで認定への取り組みを実施することで少しでも業界の活性化につながればと考えた次第です。この度は本当にありがとうございました。
【株式会社 髙瀬商会 代表取締役社長 髙瀬 吉洋 様】(ユースエール認定) |
私どもの会社はあまり聞き慣れない方も多いかと思いますが、リトレッドタイヤというタイヤを販売している会社で、簡単に言いますと、一度使われたタイヤを再生して、もう一度使える状態にしたタイヤです。SDGsや脱炭素の取組が高まる中で、リトレッドタイヤは少しずつ普及を増やしております。私どもは新潟県の糸魚川に工場並びに本社を構え、ほぼ全国の都道府県、一部海外との取引があり、そんな中で、お客様との距離感が非常にあるものですから、常日頃から会社の方針の中に顧客満足度を強く意識して進めております。社員には、お客様が当社の製品を使ってどう感じているのか、お客様の満足度はどうなのか、ということを兼ねてから言うようにしてきている中で、5年ほど前から社員がお客様満足度を高める努力をする中で、社長自ら率先して従業員満足度を高めることを社員にコミットして進めてまいりました。その一環として、今回のユースエールの基準である有給、育休の取得促進など社員満足度を高めるため取り組んできました。私どもの会社は、創業から94年の会社で雇用条件等が終身雇用をベースにした考え方が根強かったところを、5、6年前に、若い人が入りやすく、若い人が働きやすい規約規定の見直しをして、思い切って刷新しました。ユースエール認定につきましては、糸魚川のハローワークの所長さんから取り組んでみてはいかがですか、というご助言をいただきまして、認定に取り組みましたが、これまで様々な取り組みを行ったことが今回の認定につながったと思っております。私は認定を受けることよりもこれを続けていくことが非常に大事ではないかなと思っております。これから若い方の数が激減していく中で、若い人をいかにうまく会社の戦力として取り込んでいくか、そして若い人が会社の中で活躍できるという雰囲気づくりをもっともっと上げていくというのが、ユースエール認定をいただいた一番の意義ではないかなと思っておりますので、今後も認定をずっと継続すること、そして若い人たちが会社の中で元気に頑張っていける環境づくりに取り組んでいきたいと思っておりますので、これからも皆様からのご支援ご協力、ご指導をよろしくお願い致しまして、挨拶とさせていただきます。本日はありがとうございました。
【株式会社 吉田組 代表取締役 堀江 浩一 様】(ユースエール認定) |
私どもの会社は若干30名程度の土木事業中心の建設会社です。冬場になるとほとんどの従業員が除雪に関わる仕事をしており、どうしても若い社員が入ってこないと地域を守っていくことができない状況です。我々、建設業界は特に土木というと危険・汚い・きついの3Kと言われている業種で、若い社員が入ってこないとどうしても除雪など地域を守っていけないということで、まずは給料、休日を増やしました。うちの会社は、今、年間休日数が119日で20日の有給休暇の10日を会社で指定して休みにして129日休みにしております。その中で新入社員などの若い社員は自由に使える5日の休みを付与して、15日から有給休暇をスタートさせています。うちの会社は30~35歳くらいの建設作業員が4人いまして、その下が全然入ってこなくて非常に厳しい状況でしたが、その中でこういう取り組みを始めましたら、今19歳~22歳までが4名在籍しています。30人のうち4名がそういう若い人に変わってきたので、だんだん会社は良い方向に向かっており、良い機会ですので、若い社員をどんどん集めて地域を守っていく建設業者として頑張っていきたいと思います。今日はどうもありがとうございました。
【株式会社 ミカサ 代表取締役社長 笠松 宏一郎 様】(ユースエール認定) |
当社は、お客様の製品、商品をお包みする包装容器、パッケージトレイを製造、販売する会社です。お客様は県内の食品・お菓子メーカー様から、コンビニエンスストア、ファーストフードチェーン、そして病院の医療の現場に至るまで、多岐に渡っております。会社設立があともう少しで60年。前身となる三笠屋商店の時代を含めますと、創業170年ほどの企業になります。その会社に私が入社したのがちょうど10年前ですが、当時以来、私が力を入れていたことの一つは採用です。それまでの求人票をベースとした採用活動を改めながら、普段はなかなか表舞台に出ることの少ない我々の仕事、そしてその魅力をいかに伝えていくか、そして若い方々に安心してお勤めいただけるような会社とは、制度とはどういったものなのか、またそれをどうやってアピールしていこうか、大変苦心をしておりました。その中、ハローワークさんから、この度のユースエールの認定の制度を教えていただきました。内容を知りまして、我々のような悩みを抱える企業がどういったことに取り組めばよいのか、そしてその取り組みをPRするとてもいい制度だなと感じておりますし、この度の認定大変嬉しく思っております。話を私の採用活動の時代に戻しますと、心がけていたことが一つあります。それは兎角、総務、人事もしくは各現場に任せっきりでありました採用や人材育成をより幅広い社員に携わってもらい、興味を持ってもらうということです。採用するというのは、人材の確保という側面だけではなく、我々が今行っている仕事、もしくは会社を客観的に知り、またその将来を考えるとてもいいきっかけになると考えたからです。ありがたいことに、10年前、私が採用した若手がまさに今採用や人材育成の中核中心となりチームを組んで活動してくれています。彼らが考えた制度や、またその活動の積み重ねが今回のユースエールの認定につながったのではないかと感じております。今回のユースエール認定を機に、より多くの方に当社に興味を持っていただくことはもちろんのこと、当社社内においてはより多くの若手の方に入社いただき、それを成長していただこうという社内の機運の高まりにつながることを期待しております。今後も若手が活躍できる企業を目指して社員と一緒に汗をかいていきたいと思います。本日は誠にありがとうございました。