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令和5年12月1日(金)
社会福祉法人小千谷北魚沼福祉会、株式会社ブルボンの「えるぼし認定通知書交付式」を、石本酒造株式会社、日本ハム惣菜株式会社の「くるみん認定通知書交付式」を開催しました。
社会福祉法人小千谷北魚沼福祉会、株式会社ブルボンの「えるぼし認定通知書交付式」を、石本酒造株式会社、日本ハム惣菜株式会社の「くるみん認定通知書交付式」を開催しました。詳しいお取組みについては、プレスリリースをご覧ください。
左から 株式会社ブルボン 人事企画課 千田華怜様 社会福祉法人小千谷北魚沼福祉会 法人本部事務局長 野澤敏様 西岡新潟労働局長 石本酒造株式会社 事務長 有間巧様 日本ハム惣菜株式会社 代表取締役社長 大橋勲久様 |
【社会福祉法人小千谷北魚沼福祉会 法人本部事務局長 野澤敏 様】 |
私どもの法人は、昭和57年に設立しまして、特別養護老人ホームの経営から始まり、今は障害者の支援施設も含めて5つの施設を運営しております。もともと業種としては女性の雇用の比率が高い業種でありますが、このように認定をいただきまして、望外に3段階という認定をいただいたことは非常に嬉しく思っております。
職場としては男女本当に分け隔てなく、女性であれ、男性であれ、経験を積んで技術を磨いて資格も得て、そうした中でステップアップできる環境でありますし、その中で女性も管理職として十分力が発揮できる職場の環境であると思っております。ご承知のように、人手不足の問題が大きな課題になっておりますが、今回の認定をいただいて、これを機に、職員にPRし、また対外的にも事業所をPRして人材確保、人材育成ということでつなげてまいりたいと思っております。
【株式会社ブルボン 人事企画課 千田華怜 様】 |
私たちは女性活躍推進法に基づいて行動計画を策定し、その行動計画に則って活動を進めてまいりました。女性が活躍できるような職場の体制、または女性だけではなく男女平等に能力を発揮できるような体制を整えてまいりました。その結果が今回のえるぼしの取得につながったと感じております。
ただし、これからも現状に満足することなく、最終的には三ツ星、プラチナと、より従業員が生き生きと輝けるような職場体制に取り組んでまいりたいと思います。
【石本酒造株式会社 事務長 有間巧 様】 |
現在石本酒造では、ちょうど10月から4月までお酒作り、私どもは寒作りと言いまして、この寒い時期に合わせて酒作りをしております。県内の大手さんでは1年中作っているところもあるかもしれませんが、私どもは長年10月から4月5月くらいを目途に清酒を製造して、その後梅酒と焼酎を少し製造させていただいている企業でございます。
今回はくるみん認定をいただき、大変感激しております。実は令和元年の7月に若い男性の社員から、「子どもが9月に生まれるんだけどお休みを取りたい」というお話があり、初めてのことで戸惑いましたが、いろいろ勉強して育児について支援をしていきたいというところで、社長を含めて役員の皆さん、幹部の皆さんと協力し、研修会なども毎月開いて、仕事と育児の両立をどうやったら図れるかということを、研修会でいろいろとディスカッションしてまいりました。そのおかげもあり、今現在で令和元年からこの約5年間で5人の男性が育児休暇を取っており、100
%取得でございます。平均40日間取っております。
それから、昨年女性の社員がお子様ができたということで、今職場に復帰しておりますが、とにかく仕事と育児の両立を図る会社になろうと、社長の理解のもと従業員一丸となってお互い様の精神で支え合う企業文化も醸成できたため、今後も引き続き育児の支援に全社を挙げて取り組んでいきたいと思います。そういう意味でこの認定をいただいたということは事務局としても非常に励みになりますし、従業員にこういう会社なんだよとアピールできるので大変うれしく思っております。また、弊社ではほとんど新卒の方が来ず、中途採用が多いため今後中途採用のときにつきましてはくるみん認定を使わせていただき、他社と同じかそれ以上に育児、介護も含めて力を入れていることをアピールできるメリットができたことで大変喜んでおります。
それから何よりも育児もそうですが、介護でもお互いに困ったとき大変なときに助け合うという気持ちが従業員みんなに浸透してきており、助け合いの精神が社内で醸成されたことを、社長以下大変喜んでおります。
【日本ハム惣菜株式会社 代表取締役社長 大橋勲久 様】 |
我々は名前のとおり、日本ハムを本体としてグループ会社、製造拠点として、新潟を中心に4拠点で事業活動を行っております。新潟につきましては、三条で製造活動をしておりますが、我々とグループの企業理念としまして、一つは、「食の楽しさ」を通じて社会に貢献するということと、それと並んで、従業員の方々が「真の幸せと生きがいを求める場」として存在しようということを掲げて事業運営をしております。その中で、当然それを達成するためにはワークライフバランスの充実や、これから社会に出てこられる、これから会社に入ってこられる方々が、将来を考えたときに安心して入社していただける環境づくりが必要だということで、くるみんの取得に向けて活動を始めてまいりました。
その中で、所定外労働時間の削減や有給休暇の取得については、有給休暇の労働時間の状況を会社でしっかりとタイムリーに把握することで、安定して生活ができるように活動してきました。
これにより労働時間の削減も進んでいますし、有給休暇の取得も順調に向上してきている状況になっております。その中でもう一点、どうしたら労働時間を減らしていくことができるだろうということを従業員の方々と対応を重ねる中で、生産性の向上や効率性を上げるなど一体となって活動ができるようになってきました。これによって従業員の方々もやりがいや達成感をこういった活動を通じて得られたことが、我々にとっては本当に大きなメリットだったなと感じています。
もう一方で育児休業については、多分皆さん一緒だと思いますが、男性の育児休業の取得とは我々にとっても非常に課題でございました。我々の社内にある両立支援の制度の内容もまだまだ浸透していなかったため、まずは対象者について一人ひとり会社から制度のご説明をして、会社としてもぜひ取っていただき、これからご家族での大変なところを一緒に助け合っていただきたいということも理解していただいて、活動を行ってまいりました。取得率としては目標はクリアしたものの、100%にはまだ遠い状況でもあるため、こういうところもより推進していきながら、会社としてもぜひ将来、これからの世代のことも考えてやってほしいということもお伝えしながら、取得の推奨をさらに進めてまいりたいと考えております。
今後につきましても、従業員の方々との対話を通じて次世代の子育て支援をしていく内容も考えていき、ともに会社の発展と合わせて働きがいであったり達成感を感じられる職場作りに向けて今後も邁進してまいりたいと考えております。