新潟労働局、新潟県、新潟働き方改革推進支援センターは、7月6日、賃金引上げ・人材育成支援セミナーを開催しました。

　冒頭、主催者を代表して西岡新潟労働局長は、現下の原材料高・燃料費高騰に対応するためには、大企業における賃上げの流れを中小企業・小規模事業者に波及させていくこと、業務効率化による、生産性の向上、付加価値の高い商品、サービスの提供、そのためのDXなど新たな技術への投資を行っていくことが大切。加えて、働く方々の豊かな発想やアイデアを生み出す環境をつくるとともに、「リスキリング」などを通じて「人への投資」を図っていくことも重要とした上で、企業における「賃金引上げ・人への投資」を支援するために、本セミナーを開催することを説明しました。
 
【西岡新潟労働局長の冒頭あいさつ】
　

　また、賃金引上げの支援策を活用された「越後しらたま本舗株式会社 工場長大槻様」から、活用事例の報告がありました。
 

【工場長大槻様からのご説明】

　大槻様から、「業務改善助成金は、賃上げと生産性向上（業務改善）のための設備投資等がセットであるため、助成金の活用に当たっては、賃上げによる今後必要となる人件費、設備投資に係る経費（＝大型機械の導入による経費）と助成金の支給額を比較検討したところ、大型機械を導入することにより、専属の作業員を2名から1名に削減でき会社全体として適切な人事配置ができるなど業務改善が図られ、従業員の時給を60円アップできた、とされる説明のほか、なかなか使える助成金（＝手続きが煩雑でない助成金）とのコメントもいただきました。

※本セミナー動画は新潟労働局YouTubeチャンネルにも公開されています

• リンク一覧