- 新潟労働局 >
- フォトレポート
フォトレポート
令和5年5月30日(火)
株式会社第四北越銀行の「くるみん認定・えるぼし認定通知書交付式」、株式会社新越工業、株式会社アルゴス、スワロー工業株式会社の「ユースエール認定通知書交付式」を開催しました。
株式会社第四北越銀行の「くるみん認定・えるぼし認定通知書交付式」、株式会社新越工業、株式会社アルゴス、スワロー工業株式会社の「ユースエール認定通知書交付式」を開催しました。詳しいお取組みについては、プレスリリースをご覧ください。
左から 株式会社第四北越銀行 人事部長 廣田徹様 西岡新潟労働局長 株式会社第四北越銀行 取締役頭取 殖栗道郎様 |
左から スワロー工業株式会社 経営企画部長 太田友美様 スワロー工業株式会社 課長補佐 近藤俊樹様 株式会社新越工業 代表取締役 栢森大樹様 西岡新潟労働局長 株式会社アルゴス 新潟支店長 阿部高次様 |
株式会社第四北越銀行 取締役頭取 殖栗道郎様 |
私どもは健康経営を標榜している中で、最近は人的資本経営というお話もありますが、それ以前に我が国の少子高齢化、人口減少、こうした部分でとりわけ新潟県は出生率が下位の方にあるという実情にある中で、何とか我が国、新潟県の持続性を高めていくために出生率を上げていく努力を長期的な話になりますが、やっていかなければならない認識がございました。
そうした中、出生率を高めていく第一歩としては、子育てをしやすい環境を仕事と両立して作っていく必要がどうしてもあるだろうという認識の下、このような認定を取ることが結果として出てきたわけです。例えば、旦那さんが休暇を簡単に取得しお子さんの育児に勤しむ場合に、なかなか休暇が取りにくいことが絶対にないように制度をどんどん変えてきた結果として、この度プラチナくるみんプラスという新しい基準に適合することができ、喜んでいるところであります。
そして、人口が減少していく事実の中で、やはり生産、プロダクトを上げていくことを考えますと、基本的には人口と生産は比例関係にあるわけですが、男性中心の社会から高齢者も含め、みんなが活躍して生産を高めていけば地域あるいは我が国の将来も明るくなるという考え方もございます。
従いまして、子育てしやすい環境に加え、女性の活躍も極めて重要という認識で女性が活躍できるように、管理職の数値目標を設定して近づけていくことをやってきた結果として、この度、プラチナえるぼしという新しい基準ができたということで、その基準もクリアさせていただきました。県内ではこのプラチナくるみんプラスとプラチナえるぼしの両方を取得させていただいているのは、現時点においては私どもだけということで、大変な栄誉と認識しておりますが、これで良しということではなく、まだまだ高みを目指して、しっかりと子育てしやすい環境、あるいは女性が活躍しやすい職場を目指してレベルアップしていきたいと考えております。
併せて県内のリーディングバンクといたしましては、こうした機運を醸成すべく、労働局の指導のもと、しっかりとその他の私どものお取引先の皆さんにもこうした考え方を根付かせていけるようにお話をさせていただくことも、我々の重要な責務だと思っておりますので、僭越ではありますが、しっかり責任を果たしてまいりたいと考えております。
株式会社新越工業 代表取締役 栢森大樹様 |
労務環境を少しでも改善し、若手の社員を確保していくということは、私が会社経営をする上で大きな課題であり、大きなテーマの一つでありました。そういった折にハローワーク新津さんからユースエール認定に挑戦しませんか、というお声がけをいただきました。現状、弊社に足りないところは何なのか、どこを取り組んでいけばよいのか、そういった部分を知る良いきっかけになると思い、ユースエール認定の要件と弊社の現状を照らし合わせていったという次第です。
この度認定を受けたことで、これまで私が代表に就任して以来取り組んできた労務環境の改善という部分においてあながち間違いではなかったのかな、と少し自信をいただくことができたというふうに思っております。今言えることとしては何よりも、私自身がこの認定に恥じないよう経営を進めていかなければならないという思いを強くしているところだと思っています。そして私自身が主体となりこの認定をいただいたことによる弊社としてのメリットを生み出して、それを活用して、そして新越工業という企業の価値を少しでも高めていきたいということで志を強く持っているところです。
現在、業界においては人材不足、特に職人不足というのが非常に叫ばれている中です。若い技能者、若い労働者がいるというのは、それだけで企業として大きな価値を有することになりますし、その価値というのは今後ますます高まっていく、というふうに私は確信していますので、この認定をきっかけとして新越工業、弊社がそのような大きな価値を有する企業となれるよう精一杯尽力していきたいと考えております。
株式会社アルゴス 新潟支店長 阿部高次様 |
アルゴスは妙高市にある中小企業でございます。業務としては測量関係、保証コンサルタント、建設コンサルタントというのを主な業務としているということで、なかなか地域に人が多くはいないというところでございまして、従前から若者の採用、雇用というものについては大変厳しい環境にある企業でございました。色々と努力はしてきましたが、元々の人数が少ない地域の中で少子化というところが最近特に進んできている中では、ますます厳しい状況という状況でございました。
そんな中で、このユースエール認定制度を知りまして、何とかこれを活用できないか、ということで、会社を挙げて、休暇の取得、所定外労働時間の縮減、環境の改善ということで職場作りに取り組んできたところでございます。少しずつ改善の兆しが見えたかなと思いますが、その中でこの度この制度の認定を受けたということは大変感謝申し上げる次第でございます。今回我が社の取組が認められ、少しでも地域の人にPRできれば、それが若者の雇用の改善、就労につながることを非常に期待しているところでございます。また、弊社の中にも若い人たちがおります。そういった人たちがこの認定を受けることによって、より働きやすい職場という理解、モチベーション等が少しでも上がって、会社全体として会社の力、企業力の向上というものにつながっていくことになるのではないかなということに期待しているところでございます。引き続き、より取組の環境づくりが改善するように一同で取り組んでいきたいと思っております。
スワロー工業株式会社 課長補佐 近藤 俊樹様 |
当社スワロー工業がユースエール認定を目指した理由としては、企業を支える上、続けていく上では、人が資本という言葉通り、当社としてもやはり人を大事にしていきたいという気持ちがありました。今いる社員もそうですし、今後、スワロー工業に入社いただける社員にも満足してほしいという気持ちがあり、働きがいと働きやすさナンバーワン企業を目指して、中期計画人事制度、教育制度を2020年に発足、立ち上げまして今でも続けております。その成果もありまして、今では新卒3年以内の離職率0%、月平均残業時間2.2時間ということを達成することができております。さらに、社員の平均年齢も34.8歳とかなり若い方が多い組織を作ることができましたので、その取り組みもやはり社員全員が力を合わせた結果であるというふうに感じております。
ユースエール認定のメリットに関しまして、外から見ていい会社なのかなというふうに思ってもらえるというのってすごく魅力的なことだと私としても考えております。ただ今回のその認定にこれをゴールとして満足するのではなく、認定に恥じることのない企業になるために、今後は新潟県内自他共に認めるスワロー工業という会社は、働きがいと働きやすさ、ナンバーワンの会社だなって思ってもらえるような企業に成長するために、今後も様々な取り組みを実施していこうと考えております。