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フォトレポート
令和5年2月27日(月)
「もにす認定制度」において新潟県で新たに4社を認定しました。
「障害者雇用の優良中小事業主認定制度(もにす認定)」で、糸魚川市の社会福祉法人奴奈川福祉会、聖籠町の株式会社聖籠の杜、新潟市の有限会社新津清掃社、柏崎市の永井コンクリート工業株式会社の4社を認定し、新潟労働局において、認定通知書の交付式を行いました。
社会福祉法人奴奈川福祉会の本間理事長からは「平成11年に糸魚川地域で初めて障害者入所施設を作り、法人として障害者と関わりを持つようになり、その後、障害者の就労継続支援施設B型事業、生活介護施設事業等を行いながら現在に至っている。障害者雇用は平成14年に2名採用し、その後、職場環境の見直しを行いながら、現在は11名が働いている。なるべく働いている方の気持ちを汲みとり、障害者の特性を引き出すことを心がけ、ハローワークや特別支援学校、障害者就業・生活支援センターさくらと協力しながら取り組みを進めてきた。この度の認定により地域の法人に対する認識も高まると考えており、引き続き障害者の雇用、地域の福祉に努めていきたい。」と述べられました。
株式会社聖籠の杜の大橋支配人からは「ノウハウがゼロから始まった障害者雇用だが、外部機関からの協力により、2名の障害者の雇用定着につながっている。どのように教えたり、伝えたらよいのか、一緒に働くスタッフも徐々に工夫していくようになり、スタッフが自発的に工夫をすることで自身のモチベーションアップにつながり、障害のない社員にもプラスに働いている。障害者雇用は外部機関や周囲のスタッフと共に焦らずゆっくり進めていくことが大切と考えている。相手を思いやる気持ちと温かく受け入れる心、それは時間を要することだが、一歩ずつ進めていくことが定着には必要であり、1人の10歩ではなく、10人の1歩、みんなで一緒に働ける社会を実現したい。」と述べられました。
有限会社新津清掃社の前田社長からは「障害者雇用は先代の社長が昭和43年の創業以来ずっと進めてきており、私が社長になってからは、『福祉と環境の融合を目指し地域に貢献する』を経営理念に掲げ、障害者雇用を推進してきた。その成果が本日の認定につながったと考える。弊社では家族会を立ち上げており、年に2~3回障害のある社員の家族と社員が一緒に食事する機会を作っている。家族会では、普段一緒に生活されているご家族の方から障害のある社員が会社のどんなことに困っているかをお伺いし、職場改善につなげることで離職を防ぎ、安定した雇用につながっている。ご家族の方たちも定期的に職場の環境を見てもらうことで安心してもらっている。今後も障害者雇用を推進できるよう業界全体の底上げをしていきたい。」と述べられました。
永井コンクリート工業株式会社の永井社長からは「弊社は6工場でコンクリート製品を製造しており、それぞれの工場で障害のある方に働いてもらっている。厳しい仕事ではあるが、障害のある方の適材適所を生かせるように配置しており、やりがいを持って働いてもらっていると思う。全員で見守り、よく話を聞くことを心掛けており、おかげさまで退職される方はおらず、長く働いてもらっている。もにす認定の名前の由来である「ともにすすむ」という言葉は非常によい言葉だと思う。我々の業界、地域、本人、みんなでともに進むことが達成できるよう、引き続き、障害者雇用に取り組んでいきたい。」と述べられました。
各事業所が行う障害者雇用の取組については、こちらをご覧ください。