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令和4年8月30日(火)

株式会社飯塚鉄工所と新潟太陽誘電株式会社、社会福祉法人桜井の里福祉会の「くるみん認定通知書交付式」を開催しました。

 株式会社飯塚鉄工所と新潟太陽誘電株式会社、社会福祉法人桜井の里福祉会の「くるみん認定通知書交付式」を開催しました。各社の詳しいお取組みについては、プレスリリースをご覧ください。


左から
社会福祉法人桜井の里福祉会 専務理事 佐々木勝則様
新潟太陽誘電株式会社 経営グループグループ長 髙橋睦雄様
株式会社飯塚鉄工所 代表取締役 飯塚肇様
𠮷野新潟労働局長

 

株式会社飯塚鉄工所 代表取締役 飯塚肇様 

弊社は医療部品や化学プラントの部品を取り扱うモノづくりの会社で、約7年前まで若者の離職率が高かったです。また、採用も非常に困難でした。男性中心社会のイメージが強いモノづくりの会社というイメージを一新するべく、2つ宣言を行いました。一つ目は「若手・ベテラン、男女関係なく全員で活躍しよう。」というものです。二つ目は働き方について、受注に増減はあるものの、長時間労働になったとしても生産を優先するという考え方を改め、時間外労働の抑制・休日出勤の禁止を呼び掛けました。宣言に基づき、社員に働く時間に対する価値を伝え、単位時間当たりの生産性を意識することを会社の体制として構築しました。このことから生産を上げつつ、休暇に対するフォロー体制ができてきました。その後、私から育児に関して直接的な言葉がなくても、男性社員が育休を取るというようになり、フォロー体制がこうした変化をもたらすのか、結果がでてきたなと思いました。
女性社員については育休100%取得しており、そこには男性社員の育休取得のフォロー体制とともにできあがったなと考えています。残業時間に関して、4年前と比較して20%削減できており、今後も会社全体で子育て支援を進め働きがいを高め、社業の発展という理想に向けてこれからも頑張っていきたいと思います。


新潟太陽誘電株式会社 経営グループグループ長 髙橋睦雄様

弊社は2007年に上越市の南部産業団地に設立し、積層セラミックコンデンサという小さな電子部品を作っている会社です。昨今のIOT化や通信の5G化などで、需要が増えていることから、2015年から2020年の間に工場が2号棟、3号棟4号棟と、急激に事業を拡大しています。従業員も今月時点で1200名を超え、会社が設立から15年と若いですが、従業員の平均年齢も32歳と若く、まさに子育て世代が非常に多くおります。そのため数年前から労働時間の削減や有給休暇の取得促進などの取組を行ってまいりました。そのため、今回くるみん認定を目指すこととなり、認定をいただくことができました。
今回認定いただきましたが、これに満足することなく高みを目指し、プラチナくるみんの取得を目指してさらに雇用環境の整備、今ある制度の利用促進を図り、従業員が安心して長く勤められる会社を目指していきたいと思っております。


社会福祉法人桜井の里福祉会 専務理事 佐々木勝則様

弊社は介護福祉事業を行っておりますが、「人が財産」と考えており、13年ほど前より職場風土向上委員会を法人内に立ち上げ、様々なことに取り組んでまいりました。
就業規則の冒頭に、「職員がお互いさまとしてお互いを尊重しあって助け合っていこう」ということを職員の要望で書き込みました。また職場風土向上ということで、当初から計画年休を4日実施しておりましたが、勤務表を作成する中間管理の職員から反対されました。しかしやっていくうちに、職員のなかで最も好評な取り組みとなり、それを5日、6日と拡充してきました。国の政策より少し先んじて実施できたと思っております。
また、4年前の就業規則の改正時に、男性の育児休業を実質義務化にしようと試みましたが、義務化には課題が多く残念ながらできませんでした。その際に行ったのが、育児休業の前に男性の特別休暇を1週間設けることです。現在、特別休暇はほとんどの職員が取得しています。
現在私どもは育休の実質義務化をもう少し進めたいと考えておりますし、夜勤も含めた長時間変則勤務に関して、週休3日に向けて取り組んでいます。新型コロナウイルス感染拡大の影響もありますが、今年度中に目途をつけたいと考えております。
このように、弊社としては職場環境の改善にこれからも取り組んでいきたいと考えています。
 

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