働き方改革「オムロン株式会社」へ企業訪問を行いました
日 時 令和2年12月11日(金)
場 所 オムロン株式会社(京都市下京区塩小路通堀川東入)
対応者 オムロン株式会社
執行役員常務 グローバル人財総務本部長 冨田 雅彦
グローバル人財総務本部 人事部長 谷村 仁志
訪問者 京都労働局長 金刺 義行
京都下労働基準監督署長 千田 幸子
京都七条公共職業安定所長 長谷川克功
雇用環境・均等室指導官 荒川 修
内 容
・京都労働局 金刺義行局長ほか3名は、令和2年12月11日(金)、京都市下京区のオムロン株式会社を訪問し、冨田雅彦常務、谷村仁志人事部長と面談しました。
・冒頭、金刺局長より、働き方改革等の推進に係る要請文を、冨田常務に手交しました。
要請文の手交
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・続いて、京都労働局から「働き方改革」の実現と支援策について説明した後、冨田常務よりオムロン株式会社の概要を、谷村人事部長よりオムロンの働き方改革の現状について、パワーポイントを使用しながら、説明を受けました。
・内容としては、まず、働き方改革の考え方について、
創造性発揮と持続的な生産性向上により会社・社員双方の成長につなげること。その実現のための必要条件として、「能力向上・キャリア自律の機会拡充」と「インフラ整備」に取り組んでいるとの説明があり、
・具体的には、
① 長時間労働の抑制に向けた取り組み
生産性の指標と併せ総実労働時間1,900時間/年未満を目標とし、メリハリのある働き方を実現するため、時間と仕事の質を高め、時間あたりのアウトプットの最大化を図るべく、在宅勤務、フレックスタイム制、時間有給制等の導入などの施策を行った結果、所定外労働時間は2017年以降毎年減少、総実労働時間も着実に減少(2019年度:1927時間)している。
② 女性の活躍
2021年の女性管理職比率を8%とする目標を定め、ほぼ達成する見込みである(2020年4月20日時点の国内経営基幹職女性比率:5.9%、人数的には90人に達している)。
③ 有期雇用・定年後再雇用・派遣社員への対応
有期雇用社員(嘱託・パート)については不合理な待遇差が生じないよう規定を見直し、定年後再雇用社員については年齢・勤続年数・雇用形態等にかかわらず役割・成果によって処遇する「シニア社員制度」の導入、派遣社員については改正法に沿った対応を実施している。
④ 健康経営
健康づくりを応援する5つの指標(運動、睡眠、メンタルヘルス、食事、タバコ)を設け、それぞれの目標の達成による将来の健康リスクの低減を図っている。
などについて説明がありました。
説明の様子
![]() 冨田常務 、 谷村部長 |
![]() 千田署長 、 金刺局長 、 長谷川所長 |
・その後、説明に対する質疑応答、労務管理上の様々な課題等、「働き方改革」関連法の推進等について意見交換を行いました。
意見交換の様子
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・意見交換後、オムロン株式会社内の事務室、食堂等を 広岡義雄京都事業所長 東條充孝京都事業所長代理にご案内いただき、新型コロナウイルス対策等の説明を受け、本日の企業訪問を終えました。
食堂内(座席ごとにパーテーションを設置)
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玄関ロビー(正面絵画は、御室の桜図)
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