労働保険の加入手続き
加入手続の方法
保険関係成立届、概算保険料申告書の提出先等
労働保険に加入するには、まず労働保険の保険関係成立届を所轄の労働基準監督署、又は公共職業安定所に提出します。そして、その年度分の労働保険料(保険関係が成立した日からその年度の末日までに労働者に支払う賃金の総額の見込額に保険料率を乗じて得た額となります。)を概算保険料として申告・納付していただくこととなります。(注 雇用保険に加入する場合は、この他に「雇用保険適用事業所設置届」及び「雇用保険被保険者資格取得届」を所轄の公共職業安定所長に提出しなければなりません。)加入等の手続きを他の者に代わってほしいと思われる事業主の方には労働保険事務組合や社会保険労務士の制度がありますので利用されることをお勧めします。
加入手続きを怠っていた場合は
労働保険は政府が管理、運営している強制的な保険ですので、原則として労働者を一人でも雇っていれば、事業主は労働保険の加入手続をとり、労働保険料を納めなければなりません。
また、事業主が故意または重大な過失により労災保険に係る保険関係成立届を提出していない期間中に労働災害か生じ、労災給付を行った場合は、事業主から遡及して労働保険料を徴収するほかに労災給付に要した費用の全部又は一部を徴収することとなっています。