不妊治療と仕事の両立について

 日本では、不妊を心配したことがある夫婦は39.2%で、これは夫婦全体の2.6組に1組の割合になります。
 また、実際に不妊の検査や治療を受けたことがある(または現在受けている)夫婦は22.7%で、これは夫婦全体の4.4組に1組の割合と増加傾向にあります。
 一方、厚生労働省が平成29 年度に実施した調査(※)によれば、不妊治療経験者のうち16%(男女計(女性は23%))の方が仕事と両立できずに離職しています。
(※厚生労働省「平成29年度 不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査」)


離職していない場合でも、通院回数の多さ、精神面での負担や通院と仕事の日程調整の難しさがあるなど、不妊治療と仕事の両立支援は社会的な課題となっております。




企業や職場内において、不妊治療等についての認識があまり浸透していないことも、両立が困難な背景にあります。
また、不妊治療を受けていることを職場に知られたくないという方もおられ、配慮が必要です。


子供を持ちたいと切に願う方が、不妊治療を受けながら安心して働き続けられるよう、不妊治療を受けやすい職場環境の整備に早急に取り組むことが必要です。


厚生労働省では不妊治療をしている方や社員が不妊治療と仕事を両立できるように取り組む企業をサポートしています。
このページでは、不妊治療と仕事の両立に役立つ制度などをご紹介します。


〇不妊治療と仕事の両立のために(厚生労働省HPにリンク)
   https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_14408.html


〇不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりのためのマニュアル(事業主向け)

  
[PDF:7MB]

●不妊治療の現状
●企業における不妊治療と仕事の両立支援に取り組む意義
●不妊治療と仕事の両立支援制度の導入ステップの解説
●不妊治療と仕事の両立を支援するための各種制度や取組の解説
●制度導入企業の具体的な事例の紹介
●制度利用者の声
●制度導入や運用のポイント
 
   

〇不妊治療と仕事の両立サポートハンドブック(本人、職場の上司・同僚向け)
 
  

 
   

[PDF:1MB]

●データで見る不妊治療と仕事の両立
●不妊治療についての解説
●不妊治療を受けている、受ける予定の人たちへの情報

〇不妊治療連絡カード
 治療を受ける労働者が、職場において必要な配慮事項等を、企業の人事労務担当者に伝えるためのカードです。任意の様式ですが、主治医等が記載・発行する証明書となります。
 仕事と不妊治療の両立を行う労働者の方をつなぐツールとしてお役立てください。
 「不妊治療連絡カード」[PDF:487KB]


〇両立支援等助成金(不妊治療両立支援コース)
  

 
   

[PDF: 625KB]

不妊治療のために利用可能な休暇制度・両立支援制度について、利用しやすい環境整備に取り組み、不妊治療を行う労働者に休暇制度・両立支援制度を利用させた中小企業事業主に対し支援する制度です。

制度の詳細は厚生労働省ホームページをご覧ください。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/shokuba_kosodate/ryouritsu01/index.html


〇働き方改革推進支援助成金(労働時間短縮・年休促進支援コース)
生産性を向上させ、労働時間の縮減や年次有給休暇の促進に向けた環境整備に取り組む中小企業事業主の皆さまを支援する助成金です。  不妊治療休暇制度を導入したい場合に活用できます。

制度の詳細は厚生労働省ホームページをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000120692.html

〇次世代育成支援対策推進法に基づく「行動計画策定指針」の改正について
 不妊治療のための休暇制度や柔軟な働き方の導入等、行動計画に盛り込んで取り組みませんか。
   https://jsite.mhlw.go.jp/ehime-roudoukyoku/newpage_00219.html(愛媛労働局HP内リンク)

 令和4年4月からは不妊治療と仕事との両立に取り組む優良な企業に対する新たな認定制度が創設され、次世代法に基づく「くるみん認定」等にプラスされます。
  

〇愛媛県の不妊専門相談センター
 不妊専門相談センターでは、不妊に悩む方の、不妊に関する医学的・専門的な相談や不妊による心の悩み等について、医師・助産師等の専門家が対応したり、診療機関ごとの不妊治療の実施状況などに関する情報提供を行っています。
 https://www.pref.ehime.jp/h25500/huninsoudan/hunin_soudan.html(愛媛県ホームページ「不妊・不育症に関する県の相談窓口」へリンク)

開設場所 相談日及び時間 連絡先
愛媛大学医学部附属病院 電話相談:毎週水曜日(※祝日、年末年始を除く)
13:30~16:30
相談専用ダイヤル:080-7028-9836
休日不妊相談ダイヤル*
(委託機関:(一社)愛媛助産師会)
電話相談:毎週土曜日(※年末年始、ゴールデンウイーク、お盆休みを除く)
13:00~17:00
相談専用ダイヤル:080-4359-8187






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 〒790‐8538 松山市若草町4‐3 松山若草合同庁舎6階
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