第12次秋田労働局災害防止計画の策定
秋田県における労働災害は、長期的には減少していますが、近年その傾向は鈍化し、平成22年以降は増加に転じています。
本来、人は働くことで生計を立て、人生の多くの時間を職場で過ごし、歓びを見いだし、そして、経済や社会は、このような人々の労働によって支えられています。
しかし、職場では、日常生活では使うことがないような危険な物を扱い、また危険な場所での作業が必要なこともあります。また、心身に影響が及ぶような過重労働も問題となっています。人の生命と健康はかけがえのないものであり、どのような社会、経済であっても、働くことで生命が脅かされたり、健康が損なわれたりするようなことは、本来あってはなりません。
働くことを起因とした労働災害を少しでも減らすため、昭和33年からこれまで11次にわたって「労働災害防止計画」を策定し、関係業界などと協力しながら、対策に取り組んできました。その結果、労働災害は大幅に減少してきましたが、今なお県内で年間1,000人を超える労働者が被災しています。特に当地の厳しい気候を反映し、冬季は凍結路面での転倒など特有災害が多発しているほか、夏季には熱中症も発生しています。また、過重労働による健康障害や精神障害などの労災請求も増加傾向にあります。
よって、労働災害を少しでも減らし、誰もが安心して健康に働くことができる社会を実現するため、平成25年度を初年度として、5年間にわたり重点的に取り組む事項を定めた新たな「労働災害防止計画」をここに定め、労働災害のさらなる減少を図ることとします。
詳しくは、次のリーフレット又は本文をご覧ください。
○ 第12次秋田労働局災害防止計画の概要(リーフレット) (256KB; PDFファイル)
○ 第12次秋田労働局災害防止計画の本文 (743KB; PDFファイル)
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課 TEL : 018-862-6683