静岡県内の雇用失業情勢は、有効求人倍率が平成26年2月に1倍台に回復した後も上昇傾向が続き、平成29年4月には24年11か月ぶりに1.5倍台に到達するなど、着実に改善が進んでいます。一方で、特に中小企業を中心に深刻な人手不足感が広がりをみせています。

　加えて、静岡県では「少子高齢化」や「県外への転出超過」など、将来的な労働力不足も懸念されており、労働生産性の向上と働き方の見直しを一体として進めつつ、女性、高齢者など、働く希望を持つすべての方々が健康で安心して働くことができるように、多様で柔軟な働き方を実現していくことが求められています。

　また、長時間労働の是正は、「ニッポン一億総活躍プラン」（平成28年6月閣議決定）において「最大のチャレンジ」と位置付けられ、働き方改革の主要な課題とされており、社会的に高い関心を集める状況となっています。

　このような状況を踏まえ、静岡労働局では、働き方改革の一層の推進を図るため、連携協定を締結した静岡銀行及び県内各信用金庫等を通じて、県内企業を中心に働き方改革にかかる好事例を収集し、働き方改革を推進する取組のヒントとして活用いただけるよう「「魅力ある職場づくり」に向けての好事例集」を発行することとしました。

引き続きさらなる好事例を収集し、県内の各企業・各労働者が、より効率的な働き方ができるよう情報発信に努めて参ります。

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