平成30年4月9日に発生した地震の復旧工事関係者の皆様へ
島根労働局健康安全課からのお知らせ
地震の復旧工事に携わる皆様へ
4月9日午前1時32分頃発生した島根県西部を震源とする地震では、大田市を中心に建築物、道路、水道等に被害が発生しています。
既に復旧工事等が急速に進められていますが、暫くは余震の発生や降雨による二次災害のおそれにも十分留意しつつ、労働災害防止の徹底を図る必要があります。
平成28年の熊本地震では、災害復旧工事で10人もの方の尊い命が失われています。
復旧工事に携わる皆様におかれましては、特に下記事項に十分留意いただき、安全な施工を行っていただきますよう、お願いします。
記
1 墜落・転落災害の防止措置
木造家屋等低層住宅の屋根等の改修工事においては、適切な墜落防止措置が講じられず、屋根の踏み抜きを含む墜落・転落災害が発生しがちであることから、木造家屋等低層住宅の屋根等の改修工事で作業床を設けることが困難な場合には、安全帯の取付設備を設置した上で、安全帯を確実に使用してください。
下記リンク先より、リーフレット「足場の設置が困難な屋根上作業での墜落防止対策のポイント」をご参照ください。
2 建設機械との接触防止措置
道路の補修等、建設機械を使用する作業場所においては、作業員の立入禁止措置を講じる、誘導員を配置する等の接触防止措置を徹底してください。
3 土砂崩壊災害の防止措置
土砂崩壊のおそれがある場所には、亀裂の進展、連続した小石の落石等の崩壊の兆候を感知することが重要であるので、「斜面崩壊による労働災害の防止対策に関するガイドライン」の「変状時点検表」(下記リンク先)を活用し、斜面の状態を点検してください。
4 熱中症対策
熱への順化の有無が熱中症の発生リスクに大きく影響し、4月であっても熱中症が発生することがあることから、熱に順化するまでの期間は熱中症予防対策に注意を払い、水分及び塩分を摂取し、こまめに休憩を取りましょう。
下記リンク先より、リーフレット「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」をご参照ください。
5 その他
倒壊のおそれのある家屋等の建築物に不用意に接近しないようにしてください。
また、粉じんを吸入するおそれのある作業については、適切な呼吸用保護具の着用を徹底してください。
(資料リンク先)
1「足場の設置が困難な屋根上作業での墜落防止対策のポイント」
2「斜面崩壊による労働災害の防止対策に関するガイドライン」
3「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」
【島根労働局労働基準部健康安全課(0852-31-1157)】