建設業災害防止の取り組みのお願い【岡山労働基準監督署】

岡山監督署管内の建設業の労働災害が
大幅に増加!!
~ 年度末に向け、労働災害防止対策の一層の取組をお願いします ~



 岡山労働基準監督署管内(岡山市、玉野市、瀬戸内市、吉備中央町のうち旧加茂川町)における、令和3年1月から12月末時点での建設業の休業4日以上の労働災害被災者数は117人であり、令和2年同時期の78人から+39人、5割の大幅増となっています。
 災害の内容を見ると、屋根や解体中の床の端から、トラック荷台から、あるいは梯子・脚立の不適切な使用、などによる墜落・転落災害が多く発生しています。また、移動式クレーンの転倒、荷取扱い中の挟まれや落下災害も多発傾向にあり、建設業における三大災害(「墜落・転落災害」、「重機災害」、「土砂崩壊」)のうち2つが増加しています。
 被災者を年代別にみると、約3割が平成生まれの若年層である一方、死亡災害については60代以上の高齢者が1/3を占めています。また、一人親方や中小事業主等の死傷災害も多数発生しています。
 このような状況を受け、岡山労働基準監督署では建設現場への監督指導強化と併せ、災害防止団体及び発注者等とも連携し、建設現場の労働災害防止対策推進のための取組を進めております。
 監督署では、労働災害増加要因を踏まえた対策として、特に
① 計画段階での安全作業の十分な検討と、作業ごとのリスクアセスメント及びその低減措置の実施
② 適切な足場の設置、はしご・脚立の適正な使用、保護具の使用の徹底
③ 若年層に対する安全衛生教育の充実
④ 高年齢労働者が、安心して快適に作業を行うことができる環境づくり
について取り組むよう指導しております。
 これから年度末にかけて施工がピークを迎えることから、事業場(現場)での労働災害防止活動を一層取り組み、災害等トラブルなく完工を目指していただきたいと思います。

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