厚生労働省幹部が事業場の視察に来岡

 厚生労働省は令和2年に「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」(通称:エイジフレンドリーガイドライン)を策定し、高年齢労働者の労働災害防止の推進を図っているところですが、その労働災害の増加に歯止めがかからぬ状況にあり、今後も高齢者の就労が一層進むと予測される中、高齢者が安心して安全に働ける職場環境の整備が強く求められています。
 
 こうした中、高年齢労働者の労働災害防止を熱心に推進している「JFEスチール株式会社西日本製鉄所倉敷地区」、作業時の負担を軽減するサポーター等を研究・開発している「ダイヤ工業株式会社」の2事業場を、厚生労働省の幹部が視察し、今後の高年齢労働者の労働災害防止の在り方等についてディスカッション等を行いました。


 

【JFEスチール株式会社西日本製鉄所倉敷地区】(以下、JFEスチールと表記)

 JFEスチールでは労働者の高齢化等による行動体力の低下を原因とする転倒災害や筋骨格系疾患が多発したことを契機に、安全に働くために必要な体力を「安全体力🄬」と定義し、作業環境管理や作業管理の改善と並行してその向上を図っています。




①労働者一人ひとりの「安全体力🄬」の把握を行うためのスクリーニングテスト「安全体力🄬機能テスト」




②腰痛など筋骨格系疾患を防ぐための「アクティブ体操®」partⅠ
 転倒災害を防ぐための「アクティブ体操®」partⅡ