【岡山労働局から緊急のお願い】 型枠の崩壊・倒壊防止対策の徹底について

令和6年3月18日、岡山市北区駅前町の再開発事業に伴うマンション新築工事現場において、地下部のコンクリート壁築造のため、壁型枠を組み、そこにコンクリートを打設していたところ、打設作業のために設けていた足場と共に型枠が崩壊し、6人が死傷、うち1人が死亡するという重大な災害が発生しました。
 
 
型枠を用いてのコンクリート打設は建築、土木等の工種に限らず、建設業における工事現場で広く行われている作業であり、また、一部製造業等においても行われる作業です。
本災害の原因等詳細については現在、岡山労働基準監督署において調査中ではありますが、同種災害防止のため、下記について対応及び再確認をお願いします。
 
 
         記
 
1.工事全般について
工事が安全に行えるよう労働災害防止対策を盛り込んだ、工事全体及び各作業に関する作業計画を立て、その計画に基づいて作業を行うこと。
 
2.型枠について
①型枠へのコンクリート打設を行う際にも、1.により計画を立て、作業を行うこと。
②型枠は、コンクリート打設量、打設時の衝撃荷重及び偏荷重、型枠に足場を設けるのであれば足場の重量や積載荷重等、型枠にかかる荷重に対して十分な強度を有するものとすること。
③型枠が計画通りに設置されているか確認すること。特にコンクリート打設前には、異常がないか点検を行うこと。
 
 
 
 
 
なお、本災害の重大性に鑑み、岡山労働局(局長:成毛節)は令和6年3月19日、一般社団法人岡山県建設業協会並びに建設業労働災害防止協会岡山県支部に対し、型枠の崩壊・倒壊防止対策の徹底について緊急要請を行い、会員事業者等に対する周知啓発を依頼しました。


 (写真右:一般社団法人岡山県建設業協会 猪木事務局長  写真左:岡山労働局 岸本健康安全課長)

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