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新入社員の労働災害を防止しましょう ~全員でゼロ災に全集中キャンペーン~【笠岡労働基準監督署】
令和2年は新型コロナウイルス感染症の影響で多くの事業者が業務量減・生産量減・稼働率減という非常に厳しい状況にありました。同じく経済活動が停滞したリーマンショックの時は労働災害が大きく減少しましたが、令和2年に関しては、令和3年2月末日現在、休業4日以上の労働災害が212件発生しており、前年比で70件増加、過去20年間で最も災害件数が多くなり、更に平成9年以来の200件台に達してしまった状況です。そのうち死亡災害は2人となっており、それ以外にも命を失ってもおかしくないような重篤な災害や、重い障害の残る災害も多発しているところです。
こうしたことから笠岡労働基準監督署は、全ての事業者及び労働者が常に安全を意識し、絶対に労働災害を発生させないという強い気持ちを持っていただくために「全員でゼロ災に全集中キャンペーン」(略して「3Zキャンペーン」)を令和3年2月1日から同年12月31日まで取り組んでいます。
さて、岡山県内の労働災害の被災者の経験期間をみてみますと、経験年数1年未満の方が約21%を占めています。入社して間もなく労働災害に遭うということはルールが守られていなかったり、安全教育が不十分だった等様々な原因が考えられます。
こうしたことから、当署においては「全員でゼロ災に全集中キャンペーン」の一環として、4月は「新入社員の労働災害防止」を重点に推進しておりますので、各事業場の皆様よろしくお願いします。
(感染症防止に留意して行われた様子) (新入社員の皆様に説明する署長)
4月8日には一般社団法人岡山県労働基準協会笠岡支部において開催された「雇入れ時等安全衛生教育」を受講する管内事業場の新入社員の皆様に対して、笠岡労働基準監督署長(岡本敦子)が労働災害の防止について呼びかけを行いました。フレッシュな新入社員の皆様は覚えることがたくさんあって大変だと思いますが、これから皆様が職場で被災しない・させないためにも「安全第一」の気持ちは一番大切なこととして、しっかり胸に刻んでいただきたいと思います。
新入社員のみなさま向けにチラシを作成しました。
こちらからダウンロードが可能ですので、社内教育等にご活用ください。
新入社員のみなさまへ
この度、笠岡労働基準監督署長が管内の業界団体へ依頼した中に「ゼロ災を達成するために取り組んでいただきたいこと」として7つの事項があります。これは令和2年に発生している労働災害を分析した上で、全ての業種においてゼロ災を達成するために必要不可欠なものだと考えています。
この場をお借りして紹介したいと思います。
パンフレット 取り組んでいただきたい7つの事項
【この記事のお問い合わせ先】岡山労働局労働基準部健康安全課 086-225-2013