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業界団体等へ労働災害防止の協力を依頼しました ~全員でゼロ災に全集中キャンペーン~【笠岡労働基準監督署】
令和2年は新型コロナウイルス感染症の影響で多くの事業者が業務量減・生産量減・稼働率減という非常に厳しい状況でありました。同じく経済活動が停滞したリーマンショックの時は労働災害が大きく減少しましたが、令和2年に関しては、令和3年1月31日現在、休業4日以上の労働災害が194件発生しており、前年比で47件増加、過去20年間で最も災害件数が多くなり、更に平成9年以来の200件台に迫ろうとしている状況です。そのうち死亡災害は2人となっており、それ以外にも命を失ってもおかしくないような重篤な災害や、重い障害の残る災害も多発しているところです。
こうしたことから笠岡労働基準監督署は、全ての事業者及び労働者が常に安全を意識し、絶対に労働災害を発生させないという強い気持ちを持っていただくために「全員でゼロ災に全集中キャンペーン」(略して「3Zキャンペーン」)を令和3年2月1日から同年12月31日まで取り組んでいます。
令和3年2月17日は、笠岡労働基準監督署長が管内の業界団体等の事務所を訪問し、当該キャンペーンの周知及び協力をお願いしました。(※当日、時間の都合で訪問できなかった業界団体へは後日郵送させていただきました)
そのうち、笠岡建設業会館を訪問した笠岡労働基準監督署長は、井笠建設業協会の志多木勝俊会長と面談し、依頼書を手渡すとともに、会員事業者への周知をはじめとした協力をお願いしました。
志多木会長から、令和2年は毎年行っている“安全パトロール“や”安全講習会”などの労働災害防止活動の多くが新型コロナウイルス感染症の影響で中止となってしまったとのお話を伺いました。新型コロナウイルス感染症の影響は、企業利益の低下を招くだけでなく、労働災害の発生を防ぐためになくてはならない安全衛生活動までも低下させてしまっていることを重く受け止めたところです。
一般社団法人岡山県労働基準協会笠岡支部 一般社団法人岡山県トラック協会備中支部
この度、笠岡労働基準監督署長が管内の業界団体へ依頼した中に「ゼロ災を達成するために取り組んでいただきたいこと」として7つの事項があります。これは令和2年に発生している労働災害を分析した上で、全ての業種においてゼロ災を達成するために必要不可欠なものだと考えています。
この場をお借りして紹介したいと思います。
パンフレット 取り組んでいただきたい7つの事項
【この記事のお問い合わせ先】岡山労働局労働基準部健康安全課 086-225-2013