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労働基準監督官採用サイト ここが知りたい!京都局監督官Q&A
京都労働局や労働基準監督官の魅力については、パンフレットや説明会等で逐一お伝えしているところですが、他にもお伝えしたいことはまだまだたくさんあります!
そこで、このコーナーでは、人事係担当者(監督官採用)が一問一答形式で出来る限り多くのご質問にズバっとお答えします。
1.「京都労働局ってどんなとこ?」編
Q1-1 京都労働局は何をしているところですか。
厚生労働省の地方機関であり、各地域には労働基準監督署や公共職業安定所(ハローワーク)が設置されています。民間企業でいう「支店」をイメージするとわかりやすいかもしれません。
Q1-2 京都労働局はどこにありますか。
京都市中心部の特徴として、街がコンパクトにまとまっており、夜になってもギラギラとしたネオンが灯らないので、とても落ち着いた環境で仕事や通勤をすることができます。また、少し北へ歩けば京都御苑、西へ歩けば二条城があり、今話題の「御所南エリア」だって東へ歩けばすぐです。
歴史の風を感じつつ、未来を先取りする新しい風だって感じることもできる…こんなに魅力に満ち溢れたエリアは全国どこを探してもなかなか見つけられませんよ。
Q1-3 京都労働局には監督署はいくつあるのですか。
①京都上労働基準監督署(京都市上京区)
②京都下労働基準監督署(京都市下京区)
③京都南労働基準監督署(京都市伏見区)
④福知山労働基準監督署(京都府福知山市)
⑤舞鶴労働基準監督署(京都府舞鶴市)
⑥丹後労働基準監督署(京都府京丹後市)
⑦園部労働基準監督署(京都府南丹市)
※ちなみに、労働局のことは「局」、監督署のことは「署」と呼ぶことが多いため、以後の表記は「局」「署」に統一します。また、労働基準監督官のことは「監督官」と表記します。
Q1-4 監督官として任官されたら、まずは局・署のどの部署に配属されるのですか。
Q1-5 「方面」って?
もっと身近なイメージでいうと、第一課、第二課、第三課…でしょうか。
ちなみに、各方面の長は「方面本部長」ではなく「方面主任監督官」です。
Q1-6 「局」で勤務することもあるのですか。
Q1-7 監督官が局に配置された場合、どの部署に配属されるのですか。
署とは違った業務内容で、仕事の進め方も大きく異なりますので、キャリア形成において局で勤務することは、とても良い刺激となることでしょう。
Q1-8 局に勤務しているのは監督官だけではないのですか。
Q1-9 他局で勤務することはありますか。
採用後3・4年目に他局への局間異動があります。勤務している人たちなどが全く違うため、まるで違う会社へ転職したような雰囲気を感じるかもしれませんが、職務内容は基本的に同一ですし、京都局でずっと働いていては気付くことのできない文化や魅力にも触れることができます。せっかくの機会ですので、転勤を楽しみましょう!
Q1-10 署の安全衛生課や労災課に配属されることはありますか。
Q1-11 配属部署の希望はできるのですか。
Q1-12 人事異動はいつ頃ありますか。
Q1-13 局内異動で引っ越しが必要なことはあるのでしょうか。
ただ、原則として数年おきに頻繁に行き来するわけではありません。「京都」の実情を知る上において、京都市内、北部地域の双方で勤務する経験は、非常に重要ですので、ご理解いただきたいです。
Q1-14 京都府内の異動はそんなに遠いのですか!
最寄り駅 京都上署:円町駅(JR山陰本線(嵯峨野線))
京都下署:烏丸駅(阪急京都本線)
四条駅(京都市営地下鉄烏丸線)
京都南署:伏見桃山駅(京阪本線)
桃山御陵前駅(近鉄京都線)
福知山署:福知山駅(JR山陰本線、JR福知山線、京都丹後鉄道宮福線)
舞鶴署:西舞鶴駅(JR舞鶴線、京都丹後鉄道宮舞線)
丹後署:峰山駅(京都丹後鉄道宮豊線)
園部署:園部駅(JR山陰本線)
Q1-15 官舎があると聞いているのですが。
Q1-16 なんだか引っ越しって大変そうなので、あんまり行きたくないのですが…
Q1-17 引っ越した先の土地でうまくやっていく自信がないのですが。
Q1-18 一度、京都局に決めたら、定年までずっと京都局で勤務するのですか。
もちろん、これから先いろいろなライフイベントが起こったり、予期せぬ事情が発生したりして、他局を希望せざるを得ない状況になることがあるかもしれません。そのような場合は可能な限り配慮いたしますが、原則は定着局での勤務となることをご理解いただきたければと思います。
Q1-19 京都出身ではないのですが、定着してもよいのですか。
故郷は全く違う地域だけれども、京都が好きになりそのまま定着した監督官は何人もいます。せっかく就職するのだから、心機一転して京の地で新しい人生を歩みたい…という方、そんなあなたを京都局は職員一同全力で歓迎いたします。
京都で長年勤め続けると、わかる瞬間がくるはずです。「きっと、京都なんだ」と。
Q1-20 京都局で働く魅力を一言でいうと何ですか。
2.「日々の業務はどう?」編
Q2-1 監督署に配属されたら、まず何をやることになるのでしょうか。
電話又は来署での労働相談に対応するのですが、法律の知識は無論のことながら、接遇、コミュニケーションなどオールラウンドなスキルが求められます。また、相手の気持ちに寄り添いながら傾聴する姿勢も大切です。
でも安心してください。最初はうまくいかなくて当たり前。困ったときには先輩・上司が必ずサポートしてくれますし、何度も試行錯誤を繰り返すことによって、スキルが磨かれ、職務遂行の自信へと繋がっていきます。うまく答えられずに苦い思いをすることもあるかもしれませんが、相談対応は良質な監督指導への礎ともなりますので、ぜひ積極的にチャレンジしていきましょう。
Q2-2 監督指導はいつから行くことになりますか。
車の運転と同様に、教科書を読むだけでは体得できない「空気」のような技能もありますので、現場に漂う雰囲気、代表者との間合いなどを肌で感じながら、場数をどんどん踏んでいきましょう。白星の数よりもとにかく場数です。
なお、2年目の4月からは、先輩監督官と同じように一人で(場合によってはチームで)監督指導を行うことになります。
Q2-3 2年目以降は、たいていの監督業務を行えるのですか。
Q2-4 公務員知識で得た労働法の知識をそのまま業務で使えますか。
法令は数年おきに改正され、新しい考え方も出てきますが、アンテナを張り続けないと最新の知識にアクセスすることは容易ではありません。専門職という誇りを持ち、自己研鑽に励むことが大切です。
Q2-5 中央研修があると聞いたのですが、どこで行うのですか。
(※新型コロナウイルスの影響で、実施されない可能性があります)
Q2-6 どんなことを学ぶのですか。
Q2-7 みんなで合宿ということは、同じ部屋で寝るのでしょうか。
食堂も開設されていますが、外出して食事を取る人も少なくないようです。
Q2-8 中央研修は生涯に何回受けることができるのですか。
Q2-9 司法警察業務はいつから取り組めるのですか。
Q2-10 京都局独自で研修は行っているのですか。
Q2-11 監督は車で行くのですか。
また、監督指導へ出かける際は「監督グッズ」が多く、持ち運びが大変なので(監督官による?)、運転免許を取得していると何かと便利です。
Q2-12 一カ月にどれだけ監督へ行くことになるのですか。
「椅子を温めているようでは監督官ではない」という言葉がありますが、監督指導を行えば行うほど地域社会の遵法意識向上に寄与しますので、積極的に監督指導を行いましょう。そう、監督官の助けを待っている労働者の「声」を聞き洩らさないように。
Q2-13 官用車はオートマですか?まさかMT?
Q2-14 「監督グッズ」ってたくさんあるのですか?
Q2-15 他部署や他署の職員と連携することはありますか。
Q2-16 監督部署の雰囲気ってどんな感じですか。
Q2-17 監督官の仕事をしていて、印象に残っている出来事はありますか。
また、他の公務員だと絶対に行くことのできない現場を味わえることも、監督官の醍醐味です。行政指導から司法警察業務に切り替えて活動することができるのも、監督官にしかない魅力といえます。
3.「福利厚生ってどやねん」編
Q3-1 どれくらい給与がもらえるのですか。
Q3-2 他にもどんな手当があるのですか。
代表的な手当として「地域手当」があり、京都市内に勤務すると俸給月額に10%上乗せされます。他にも「住居手当」「扶養手当」「通勤手当」…があり、6月と12月には賞与(期末手当・勤勉手当)が支給されます。
Q3-3 年次有給休暇はどれだけあるのでしょうか。
ちなみに、年末年始は12月29日~1月3日が休みです(一斉閉庁日)。
Q3-4 年休を取得しようとして、上司に拒まれることはありませんか。
また、年休取得率が100%の監督官も決して珍しくはありません。
Q3-5 同僚とプライベートで会ったりすることはあるのですか。
Q3-6 同期は特別な存在ですか。
Q3-7 育児休業を取得し、職場に復帰できるか心配なのですが。
Q3-8 「イクメン」になることはできるのでしょうか。
Q3-9 制服はあるのですか。
Q3-10 昼食はどうしているのですか。
Q3-11 残業や休日出勤はあるのですか。
Q3-12 ワーク・ライフ・バランスが実現できる環境ですか。
4.「悩みがあるんだ」編
Q4-1 コミュニケーションがあまり得意ではないのですが…
Q4-2 なんだか大変そうな仕事ですね。楽しいのでしょうか。
確固たる知識があやふやだと、仕事が辛く感じるかもしれませんが、様々な知識を得て経験を積み重ねていくと、業務の全体像を見渡すことができるようになり、監督官生活が充実してきますよ。
Q4-3 辛くて仕方がないときはありましたか
Q4-4 逆にうれしかったことはありますか。
Q4-5 そうはいっても、不安です。
Q4-6 公務員試験の筆記試験のコツはありますか
Q4-7 京都局監督官を志望する受験生へメッセージ!
京都局ならば、全てがちょうど良いサイズに収まっていますので、仕事も余暇も最大限に満喫することができます。
ぜひ、京都局へ!!あなたの選択を待っています。
5.「集まろう!B監」編
Q5-1 よく「B監」って聞くのですが、何のことですか?
Q5-2 「B監」はどんな試験内容なのですか。
つまり、今まで高校・大学で学んできた知識を試験に生かすことができます。
Q5-3 「A監」と「B監」では入職後に何か違ってくるのでしょうか。
そのため、本人と親しくなり、「実はB監なんだよね~」というまではわからないということも多々あります。職場内でA監・B監を意識することはそれほどありません。
Q5-4 監督指導における理系の仕事って?
京都局で活躍するB監にインタビューをしてみました
Q1:「B監」を志望した動機は何ですか?
「就職氷河期の真っ只中の世代であり、理系でありながら、特に、労働条件などに関する法律上の取扱いについて興味・関心があり、労働基準監督官として、社会に役立つことが出来ればと思ったこと。大学で理系の学部を専攻していたので「B監」で受験した」
「民間勤務する中で、労務管理や安全衛生管理がなかなか行き届いていない実情を感じ、これを何らか正す方法はなかろうかと思ったこと」
「既往の経験(建設業における勤務経験等)を活かせると考えられること」
「高校、大学とも一応理系で、大学卒業後就職した企業においても一応技術職で、受験手法の選択においても、既往の経験を活かせるほうが望ましい(有利)と考えられたこと」
「当時、監督官試験の倍率が高く(記憶では、最終倍率はA監で約62倍、B監は約23倍)、単純計算ではあるが、B監の方が合格率が高いこと」
「死亡災害や過労死等のニュースを見ていて、生きるために働いているのか、働くために生きているのかよくわからないと思い、私が大学等で学んだ知識等で一人でも救いたいと考えたこと」
→大学等で学んできた理系の学識を生かせる試験こそ「B監」ということですね。
このようなメッセージもありました。
「私は大学時代に工学部の機械系の学科に所属しており、就活の際は機械の設計等を行う民間企業への入社を検討していました。
しかし、それとは別に、漠然とではありますが他人と多く関わる仕事に就きたいという思いもあったので、選択肢を増やすために複数の公務員試験を受験することを決めました。そして、自分の専攻分野と関係する試験区分を調べていたときにB監のことを知りました。
以前から労働基準監督官という職業のことはとあるテレビドラマで知っており、大学時代にあまり労働環境の良くないアルバイト先で勤務したことがあったため興味はあったのですが、理系の試験区分があることはそれまで全く知りませんでした。
短期間でB監の試験の準備が間に合うかはわかりませんでしたが、1次試験の基礎能力試験はその他の公務員試験と共通する部分もあるため、もし合格できなくてもその参考にはなると思い志望しました」
Q2:どのような受験対策をしていましたか?
「市販の参考書などを参考に勉強した。」
「民間企業に勤務しながら受験したため、あまり勉強はできませんでしたが、
・高校の「数学」「物理」「化学」の教科書を読みなおす。
・B監試験の過去問題集を解いてみる。
程度を行ったと思います。」
「過去問を解き、自己採点、分析。点数が取れない科目について、分析を基に点数が取れない理由を解決した」
「B監の試験区分があることを知ってから試験日まではあまり日がなく、対策できる範囲は絞られていました。そのため、広く浅く出題される専門試験(多肢選択式)の「労働事情」については予備知識ゼロの状態から勉強しても点数にはつながりにくいと考え、それよりも点数が取れるところをしっかり取れるように、「工学に関する基礎」等の得意分野を参考書や過去問で対策しました。」
→やはり過去問が重要のようです。
Q3:「B監」の知識を実務で生かせた場面があれば、教えてください。
「大学が建設系学科であり、構造力学等を学んでいたことから、安衛法88条の計画届、設置届等に記載されている内容の理解が容易であったこと。また、測量、作図等を学んでいたことから、実況見分や災害調査における図面作成や位置計測において、何が重要であるかの理解が容易であったこと。」
「学生時代に使用していた測定器具等を使用することがある。安全衛生に係る相談で、法条文を読むだけでなく、かみ砕いた説明ができること」
「監督業務や安全衛生業務では、有害物質の一種として有機溶剤の取り扱い等に関する指導を行うことがあります。その際、学生時代に化学を専攻していれば、馴染みのある化学物質については知識を活かすことができるかもしれません。私の場合は、安全衛生業務の一つとして、工事現場の足場の強度が問題ないか(作業中に倒壊しないか)どうかを書面上で確認する際に、材料力学の知識が役立っています」
「大学は、生物化学を専攻していました。(大学の知識(生物化学)が直接役立つ経験はまだありませんが、)化学物質の名称やその性状に対する理解、力学計算等の知識は、仕事をする上で役立っていると考えています。」
Q4:仕事をしていて、「B監」でよかったと思うことは何ですか?
てくるのかと思います」
「知識が、電離則等の理解、災害調査等の原因究明の参考になること」
「A監の方に比べ、機械や化学物質に関して少なからず馴染みがあることです。もちろん、学生時代にはそれらの法令に関する知識は身につきませんが、例えば自分が研究等で使用していたものであれば、どのような目的で使用するのか、また、使用にあたってどんな危険性があるかを想像し、業務に活かすことが可能です。
また、残業代等の計算の際には細かい計算をする必要があるため、数学の専門的な知識は必要ありませんが、計算に対する苦手意識がないことも、その1つです」
→ここで、安全衛生課の業務について語っていただきましょう。
「建設現場で見るような足場、クレーン及び工場内で使用されるエレベーターなどの
その設置・使用を一歩間違えれば重篤な事故につながるような機械に安全上問題がないか
事前審査や検査を行っています。また、会社を訪問し、安全衛生管理状況等の調査の実施、
労働災害が発生すれば、その災害の原因追及を行い再発防止のための指導をしています」
→意外にも(?)監督官は極めて専門的な領域を日常業務として取り組んでいます。
Q5:「B監」を志望する受験生に、メッセージを!
「監督官の仕事は、法律に定められた労働条件、安全衛生の確保のため、会社へ訪問してその遵守状況を調査したり、労働災害の調査、司法捜査及び労働相談といった多岐にわたるものであり、様々な知識が求められます。この業務の多様性が、自身の知識や世界観を広げるとともに大きなやりがいにつながるのです。労働行政に対し興味や情熱のある方は、是非一緒に働きましょう。」
「パンフレット等を見て直感でも良いので労働基準監督官に興味を持った方、目指してみませんか。」
「自分の知識を活かし、人の命を守ることができる仕事です。」
「近年は、働き方改革だけでなく、新型コロナウイルスの影響によりテレワークが促進される等、労働環境は日々変化しています。その中で監督官は、様々な労働問題の最前線に立つというとても重要な役割を担っています。何事にも言えることですが、問題の解決には異なる見方が必要になることが多々あります。B監という、A監とは異なる視点の資質を持つ皆さんの活躍を心待ちにしています。」
京都局には高度な知識を有したB監が多数在籍しています。
B監を目指すならば、ぜひ京都局へ!!!!