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令和3年度第2回兵庫県計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具製造業最低賃金専門部会議事録
日時 | 令和3年9月21日(火) 9時52分~11時00分 | ||
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場所 | 兵庫労働局16階 第3共用会議室 | ||
出席者 | 公益委員 | 岡崎会長、上林委員 | |
労働者委員 | 岩﨑委員、津川委員、林(秀)委員 | ||
使用者委員 | 黒田委員、苗村委員、林(直)委員 | ||
事務局 | 岸労働基準部長、青柳賃金室長、泉賃金指導官、倉本賃金主任 | ||
議題 | (1)兵庫県計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具製造業最低賃金に係る改正決定の審議等について (2)その他 |
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議事録 | 岡崎部会長 | おはようございます。 ただ今から、第2回兵庫県計量器等製造業最低賃金専門部会を開会いたします。 まず、本日の会議について事務局から御報告をお願いいたします。 |
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泉賃金指導官 | 本日は、原委員が御欠席ですが、最低賃金審議会令第6条第6項の規定による定足数を充足しておりますことを御報告いたします。 |
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岡崎部会長 | それでは、議事に入りたいと思いますが、事務局から何かありますでしょうか。 | ||
青柳賃金室長 | おはようございます。賃金室長の青柳でございます。 私から、机上に配布しております資料について、簡単に説明をさせていただきたいと思います。 資料のNo.1からNo.5までですが、前回お配りさせていただきました資料の更新されたものが出ておりますので、それを資料として付けさせていただいております。 (次の資料について、説明) 資料No1 一般職業紹介状況(令和3年7月分)について(兵庫労働局職業安定部職業安定課) 資料No2 管内金融経済概況(令和3年9月7日) 資料No3 毎月勤労統計調査地方調査月報(令和3年6月)兵庫県 資料No4 兵庫県の経済・雇用情勢(産業労働部政策労働局産業政策課 令和3年8月27日) 資料No5 兵庫県鉱工業指数月報(令和3年6月速報) ほかの部会の状況ですけれども、当局で審議をいたしました7部会につきましては、全て必要性有りの答申をいただいております。 引き続き、金額審議の1回目を順次進めているところですけれども、今のところ、電子部品につきまして28円引上げの930円ということで全会一致の答申をいただいた状況でございます。 また、他局の状況ですけれども、精密機械、計量器関係につきましては、答申に至っている局はまだ確認ができていない状況でございます。 以上でございます。 |
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岡崎部会長 | ありがとうございます。 前回8月27日の部会において、全会一致で必要性は有りとの決議を行いましたので、本日は改正する金額についての審議となります。 今までの審議の中でお話しいただいている部分もありますが、ここからは金額審議ということですので、まずは労使から金額審議に当たっての金額提示及びその理由等を御発言いただき、そこから審議を進めていきたいと思います。 よろしくお願いいたします。 最初に労使それぞれで打合せの時間を設けた方がよろしいでしょうか。 |
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労使委員 | はい。 | ||
岡崎部会長 | それでは、10分から15分程度でお願いいたします。 | ||
(労使それぞれ打合せ) | |||
(第2回全体会議) | |||
岡崎部会長 | では、申出をいただいた労働側委員から金額提示とその理由をお願いいたします。 | ||
津川委員 | はい、私から説明させていただきます。 現在の状況は、コロナウイルスの影響でまだまだ予断を許さない状況であり、半導体や樹脂等の原材料の高騰、供給不足という懸念はあるものの経済状況的には、昨年に比べて、改善されていると考えております。 まだまだ先行き不透明であるというところも十分認識しているわけですけれども、計量器等の業界というのは高度な知識、技術というのを必要とするものでありますから、入社してすぐに習得できるようなものではありません。 勤続年数と経験、高い品質を確保していくというところで熟練度が大変左右される業界であります。 ですので、その労働者の最低賃金を決める水準が兵庫県の地賃に近い状況では他府県への人材の流出ということが懸念されます。 兵庫県に本拠地を構える企業が多くあります。 地域社会に貢献しながら、事業活動を続けていくために、雇用する人の賃金の水準を引き上げていただきたいと考えております。 今後この業界を発展させ、人材を確保して、魅力ある産業であり続けるというために、労側としましてはプラス30円、933円への引上げを要求させていただきます。 以上です。 |
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岡崎部会長 | ありがとうございます。 では、使用者側委員からお願いいたします。 |
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林(直)委員 |
使用者側としましては、この業界は構造的に非常に厳しい業界であると捉えております。 なかなか価格転嫁ができない宿命にあり、ここ数年来、そういう転嫁ができない中で、賃上げを進めてきており、本来であれば、賃金改定をできるような状況ではないとは思っています。 しかしながら、今後の労使関係を考えた上では、やはり賃上げだけではなく、いろんな面で労使の協力ということが必要であろうという観点から今回改定に応じたといういきさつもあります。 そういう状況ですので、使用者側としては、現段階で引上げは26円プラスの929円、これが限度ではないかと考えております。 |
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岡崎部会長 | 労使双方より、金額についての提示とそのお考えをお聞きしました。労働側は30円引上げの933円、使用者側は26円引上げの929円とい う御主張でした。 双方の基本的なところをお聞きいたしましたので、これからはさらに詰めていきたいと思います。 では、お申し出いただいた労働側から先にお話を伺うことといたします。 |
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(公労会議、公使会議) | |||
(第3回全体会議) | |||
岡崎部会長 | 審議を重ねてきましたところ、プラス28円の931円で労使の意見が一致したように思われますので、本専門部会としては金額改定の意見をまとめさせていただきたいと思います。 審議経過といたしましては、まず労働側が、伝統的に計量器と関連性が深いとされる電子部品が今回プラス28円で三者合意となりましたので、プラス28円の931円を主張されました。 それをお伝えしましたところ、使側としては、なかなか自動化できなくて、人手に頼るところが大きい業界で、原材料も高騰している。 年々人件費も高騰しているにも関わらず、価格は据え置きになっていて、本当に大変厳しい経営状況の企業が多いということでした。 特性値の第1・四分位数や中位数などをみましても、平成29年をピークに低下をみせているところにも業界全体が大変厳しいことが表れているということもおっしゃっていました。 そうとは言いながら、使側もやはり労使関係を重視したいということでプラス28円、931円で合意に至りました。 何か付け加えられることはございますか。 |
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労使委員 |
(特になし) |
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岡崎部会長 | よろしいですか。 以上から、本専門部会での金額改正については、結論が出たようですので、報告、答申の手続きに入りたいと思います。 必要性の有無の審議と同様に、金額審議におきましても、8月5日の本審において、専門部会が全会一致で決議した場合は、最低賃金審議会令第6条第5項を適用することを議決しています。 全会一致で改正金額の合意いただいた場合には、その内容で、事務局に部会報告文案及び答申文案を作成していただき、答申を行うこととします。 では、まず全会一致であることについての確認をしたいと思います。 それでは、兵庫県計量器等製造業の最低賃金の改正内容について、確認いたします。 時間額931円、引上げ額28円 効力発生の日令和3年12月1日 以上、御異議はございませんか。 |
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各委員 | 異議なし。 | ||
岡崎部会長 | ありがとうございます。 出席者全員の御賛同をいただきましたので、本専門部会におきまして、全会一致により兵庫県計量器等製造業最低賃金について、時間額931円、引上げ額28円と決議されたことを確認いたします。 では、事務局は、この内容で報告文案、答申文案を作成していただけますでしょうか。 |
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青柳賃金室長 | それでは、準備をさせていただきます。少々お待ちください。 | ||
(事務局、「報告文案」を作成後、写しを各委員に配布) |
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岡崎部会長 | では、まず、報告文案から確認したいと思いますので、事務局で、報告文案を読み上げてください。 | ||
泉賃金指導官 |
案 令和3年9月21日 兵庫地方最低賃金審議会 会長 梅野巨利 殿 兵庫地方最低賃金審議会 兵庫県計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機
械器具製造業最低賃金専門部会
部会長 岡崎利美 兵庫県計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具製造業 最低賃金の改正決定に関する報告書
当専門部会は、令和3年7月16日兵庫地方最低賃金審議会において付託された兵庫県計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具製造業最低賃金の改正決定について、慎重に審議を重ねた結果、別紙のとおりの結論に達したので報告する。 なお、本件の審議に当たった専門部会の委員は下記のとおりである。 記 公益代表委員 岡崎利美 上林憲雄 原 拓志 労働者代表委員 岩﨑和人 津川久志 林 秀彦 使用者代表委員 黒田俊一 苗村康夫 林 直樹 別紙 兵庫県計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具製造業最低賃金
以上です。 |
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岡崎部会長 | ただ今読み上げていただいた報告文案の内容でよろしいでしょうか。 | ||
各委員 | はい。 | ||
岡崎部会長 | それでは、報告文案から案を消したものを報告文といたします。 | ||
(各委員に「報告文」の写しを配布) |
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岡崎部会長 | 引き続きまして、今回は全会一致での議決となりますので、局長あての答申を行うこととします。 | ||
(部会長に答申文の内容確認を求め、確認を得た後、各委員に「答申文案」の写しを配布) |
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岡崎部会長 | それでは事務局で、答申文案を読み上げてください。 | ||
泉賃金指導官 | 案令和3年9月21日 兵庫労働局長 鈴木一光 殿 兵庫地方最低賃金審議会 会長 梅野巨利 兵庫県計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具製造業 最低賃金の改正決定について(答申)
当審議会は、令和3年7月16日付け兵労発基0716第1号をもって貴職から諮問のあった標記のことについて、慎重に審議を重ねた結果、別紙のとおりの結論に達したので答申する。 別紙は先ほどと同じで、省略いたします。 以上です。 |
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岡崎部会長 | ただ今読み上げていただいた答申文案の内容でよろしいでしょうか。 | ||
各委員 | はい。 | ||
岡崎部会長 | それでは、答申文案から案を消した文を答申文として、審議会長名で局長あてに答申することといたします。 では、労働基準部長に答申文をお渡しすることとしますので、事務局で準備をしてください。 |
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(部会長から労働基準部長に答申文を手交) |
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(各委員に「答申文」の写しを配布) |
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岡崎部会長 | 答申申し上げます。 | ||
岸労働基準部長 | ありがとうございます。 それでは、一言御挨拶を申し上げます。 本日、計量器等製造業最低賃金について、全会一致での答申をいただき、ありがとうございます。 今年度は大変厳しい状況の中、委員の皆様が真摯に御審議をいただきましたことを深く感謝を申し上げます。 本日、答申をいただきましたので、12月1日発効に向けて、早急に手続きを行いたいと考えてございます。 また、決定後は速やかに広報活動を行い、改正金額の周知及び履行確保に努めていきたいと思っております。 本日はどうもありがとうございました。 |
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岡崎部会長 | 7月16日に局長から必要性の有無の諮問がなされてから、本日まで、必要性の有無及び金額改正の審議を重ねることにより、全会一致での結論に至ることができました。 委員皆様の御努力と審議会の運営協力に対し御礼申し上げます。ありがとうございました。 それでは、これで今年度の計量器等製造業最低賃金専門部会は終了といたします。皆様ありがとうございました。 事務局からほかに何かありますでしょうか。 |
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青柳賃金室長 | はい、本日、金額の答申をいただきましたので、本日から15日間異議申出の公示を行いたいと思います。 その後、12月1日発効の手続きをしてまいりたいと思います。どうもありがとうございました。 |
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岡崎部会長 | では、本日はこれで終わります。ありがとうございました。 | ||
岡崎 利美
林 秀彦
林 直樹
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