社会福祉施設の皆様へ

                                                                             
 
介護事業所各位
 

腰痛予防対策の推進について    ~人力による人の抱上げは原則禁止(指針※)されています~
  
 貴事業所におかれては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 さて、昨年度佐賀労働局や介護労働安定センター等で実施した、人力による人の抱上げをしない(ノーリフティング)介護についての研修には300名を超える受講があり、導入に前向きな対応をいただいているところです。
社会福祉施設における腰痛等の労働災害はここ10年で倍増しており、引き続き、社会福祉施設においては、特に人力による人の抱上げをしない(ノーリフティング)介護の導入に重点的に取り組んでいただきたいと考えております。
また、抱え上げない介護など労働環境の改善は、人材確保にもつながるものと考えます。各事業所におかれては、介護労働安定センター等が開催する講習会への参加、介護機器導入のための助成金制度の活用等を積極的にご検討いただきますようご案内申し上げます。
 
                                                                                                                                              
          
 
            

移乗介助、入浴介助及び排泄介助における対象者の抱上げは、労働者の腰部に著しく負担がかかることから、全介助の必要な対象者には、リフト等を積極的に使用することとし、原則として人力による人の抱上げは行わせないこと。また、対象者が座位保持できる場合にはスライディングボード等の使用、立位保持できる場合にはスタンディングマシーン等の使用を含めて検討し、対象者に適した方法で移乗介助を行わせること。

 
ベッドの高さ調節、位置や向きの変更、作業空間の確保、スライディングシート等の活用により、前屈やひねり等の姿勢を取らせないようにすること。特に、ベッドサイドの介護・看護作業では、労働者が立位で前屈にならない高さまで電動で上がるベッドを使用し、各自で作業高を調整させること。
不自然な姿勢を取らざるを得ない場合は、前屈やひねりの程度を小さくし、壁に手をつく、床やベッドの上に膝を着く等により身体を支えることで腰部にかかる負担を分散させ、また不自然な姿勢をとる頻度及び時間も減らすこと。
 

1 腰痛の労災認定基準 

2 腰痛予防対策指針 

3 厚労省作成「社会福祉施設における安全衛生対策(腰痛対策・KY活動)」 

4 今、腰痛で困っていない方こそ注目!今日の腰痛予防対策マニュアル 

5 ころばNICEかながわ体操 ★

6 社会福祉施設向け転倒・腰痛防止用視聴覚教材(職場の安全サイト) ★
      ★動画で配信されています。

  
1 人材確保等支援助成金  【 】内は生産性要件を満たした場合
(1)介護福祉機器助成コース
   機器導入助成 支給対象費用の25%(上限150万円)
   目標達成助成 支給対象費用の20%【35%】(上限150万円)
(2)介護・保育労働者雇用管理制度助成コース
   制度整備助成 50万円
   目標達成助成 第1回:57万円【72万円】
          第2回:85.5万円【108万円】

2 キャリアアップ助成金(正社員化等)
  ⇒ 1、2 佐賀労働局 職業対策課 助成金担当 TEL0952-32-7173

3 業務改善助成金(最低賃金関係)
  (改善に要した費用の7/10~4/5 上限50万円~100万円 )

4 時間外労働等改善助成金(時短・年休関係)
改善に要した費用の3/4~4/5 上限50万円~100万円 
⇒ 3、4 佐賀労働局雇用環境・均等室 TEL0952-32-7218 

その他関連情報

情報配信サービス

〒840-0801 佐賀市駅前中央3丁目3番20号佐賀第2合同庁舎

Copyright(c)2000-2015 Saga Labor Bureau.All rights reserved.