第659回兵庫地方最低賃金審議会議事録 

日時  令和5年5月26日(金)    10時00分~10時22分
場所 兵庫労働局16階 第3共用会議室
出席者 公益委員  梅野会長、坂本委員、桜間委員、山口委員
労働者委員 小西委員、檀上委員、堀井委員、森田委員
使用者委員 倉本委員、瀬川委員、松岡委員、松下委員、𠮷川委員
事務局 金刺労働局長、木下労働基準部長、田中賃金室長、飯田賃金指導官、山中労働基準監督官、大森専門監督官
議題
(1) 兵庫地方最低賃金審議会の会長選出等について
(2) 兵庫県最低賃金の発効日等について
(3) 今年度の実地視察・意見聴取について
(4) その他
議事録 飯田賃金指導官
おはようございます。 定刻になりましたので、ただ今から、第659回兵庫地方最低賃金審議会を開催します。
傍聴者の皆様におかれましては、受付でお渡ししました遵守事項に記載しておりますが、円滑な議事進行に御協力いただきますようお願いいたします。
本日は、公益委員の千田委員と労働者委員の岩﨑委員が御欠席ですが、最低賃金審議会令第5条第2項の規定による定足数を充足しておりますことを御報告いたします。
それでは、審議に入ります前に、兵庫労働局長の金刺より、御挨拶を申し上げます。
金刺労働局長
おはようございます。局長の金刺でございます。
本日は、第54期委員の皆様の第1回目の審議会となります。
皆様方におかれましては、公私とも御多忙にもかかわらず、賃金行政に御理解をいただき、審議会委員に御就任をいただきましたことに改めて感謝申し上げます。
最低賃金につきましては、昨年度は兵庫県最低賃金は時間額で32円の引上げということで現在960円となっております。
また、改正の申出のありました7業種の特定最低賃金でも時間額で5円から33円の引上げの答申をいただき、発効できましたことに感謝申し上げます。
今年度の委員の皆様には、審議会での御審議、日程の調整等で大変御苦労いただくことになろうかとは思いますが、事務局といたしましては、円滑な運営ができますよう最大限努めてまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。
飯田賃金指導官
本日は第54期委員での最初の審議会であり、3名の新しい委員の方もお迎えしていますので、委員の御紹介をさせていただきます。
お手元にお配りしております審議会次第に添付している委員名簿の順に御紹介させていただきます。
この名簿ですが、公労使別のそれぞれ50音順に記載されております。
では、恐れ入りますが、お名前をお呼びいたしましたら、その場で御挨拶をお願いいたします。
まず、公益代表より紹介させていただきます。
(梅野巨利委員、坂本知可委員、桜間裕章委員、新しく委員になられた千田直毅委員(欠席)、山口隆英委員を紹介し、各出席委員より挨拶)
次に、労働側委員を御紹介します。
(岩﨑和人委員(欠席)、小西啓介委員、新しく委員になられた壇上亜都子委員、堀井説也委員、新しく委員になられた森田直樹委員を紹介し、各出席委員より挨拶)
続きまして、使用者側委員を御紹介します。
(倉本信二委員、瀬川里志委員、松岡直哉委員、松下田佳子委員、𠮷川和宏委員を紹介し、各出席委員より挨拶)
以上で紹介を終わらせていただきます。
事務局として、審議会の円滑な運営ができるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
事務局側ですが、労働基準部長、賃金室長とも昨年に引続きとなります。
(木下労働基準部長、田中賃金室長を紹介、それぞれより挨拶)
本年度この体制で事務局を運営してまいります。1年間よろしくお願いいたします。
飯田賃金指導官
それでは、議題に入らせていただきたいと思います。
なお、お手元の青い冊子(「令和5年度審議会委員資料」)に審議会等の運営規程を掲載させていただいておりますので、そちらも適宜御確認いただければと思います。
本日の議題は、資料1枚目の次第にありますとおり、
(1)兵庫地方最低賃金審議会の会長選出等について
(2)兵庫県最低賃金の発効日等について
(3) 今年度の実地視察・意見聴取について
(4)その他
ということになっております。
まず、議題(1)「兵庫地方最低賃金審議会の会長選出等について」ですが、本日は第54期委員での最初の審議会ですので、会長、会長代理の選出をお願いしたいと思います。
会長、会長代理の選出につきましては、最低賃金法第24条の規定により、公益委員の中から選挙により選出していただくことになりますが、兵庫地方最低賃金審議会の慣行によりますと、公益委員の方から候補者を推薦していただき、それを審議会にお諮りして、御承認をいただくことになっております。
今回もそのようにさせていただいて、よろしいでしょうか。
各委員 異議なし
飯田賃金指導官
ありがとうございます。
それでは、公益委員の中から会長と会長代理の御推薦をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
桜間委員
事前に公益委員の間で話合いをいたしまして、会長に梅野委員、会長代理に山口委員を推薦いたします。
飯田賃金指導官
ただ今、御推薦いただきましたとおり、会長に梅野委員、会長代理に山口委員に就いていただきたいと存じますが、よろしいでしょうか。
各委員 異議なし
飯田賃金指導官
異議なしとの声がありましたので、会長に梅野委員、会長代理に山口委員が選出されたものと確認します。
それでは、梅野委員の御席に会長のプレートを置かせていただきます。
この後の議事進行につきまして、兵庫地方最低賃金審議会運営規程第5条第1項の規定により、会長が議事進行することになっていますので、梅野会長よろしくお願いいたします。
梅野会長
会長の御指名をいただきました梅野でございます。
本年度も慎重審議に努めてまいります。皆様の御協力のほどよろしくお願いいたします。
では、議事を続けます。
まず、今回から議事録の確認をいただく委員を指名します。
会長及び会長が指名した委員2名が議事録の確認を行うこととし、労使から1名ずつの委員を指名したいと思います。
労働側の委員は、どなたにされますか。
森田委員
森田でお願いします。
梅野会長
使用者側はどなたにされますか。
松岡委員
松岡でお願いします。
梅野会長
それでは、今期議事録の確認をいただく委員は、私、それから森田委員、そして松岡委員といたします。
また、この確認を行う委員が欠席された場合は、適宜代わりの委員を指名することにしたいと思います。それでよろしいでしょうか。
各委員
異議なし。
梅野会長
ありがとうございます。
それでは、議題(2)「兵庫県最低賃金の発効日等について」です。
事務局から説明をお願いいたします。
田中賃金室長
それでは、簡単ではございますが、答申日と発効日の関係について、説明をさせていただきます。
皆さんのお手元の資料No.2を御覧いただけますでしょうか。
令和5年度答申要旨の公示日別最短効力発生予定一覧表(地域別最低賃金の場合)でございます。
一番左の列に、要旨(要旨公示)と書いたところでございますが、そちらの8月7日(月)のところを御覧ください。
8月7日(月)に答申をいただいた場合は異議申出の期間が8月22日(火)までとなります。その場合は、翌開庁日である8月23日(水)が異議申立の審議会となり、その異議審を経まして、9月1日に官報公示を行うことになり、最短の発効予定日については、10月1日(日)となります。
この答申日が仮に翌日の8月8日(火)でございますと、発効予定日が10月4日となってしまいます。
したがって、例年どおり発効日を10月1日とするためには、答申期限につきましては、8月7日(月)になります。
なお、発効日につきましては、あくまでも審議の結果で決まるものであることについては御承知おきいただければと思います。
続きまして、今後の日程の予定案についてでございますが、戻っていただきまして、資料No.1を御覧ください。
これは事務局が案として、書いたものでございますが、次回につきましては、7月3日(月)を考えているところでございます。
その次は7月14日。さらに、その次は7月31日、続きまして、8月2日から7日にかけましては、専門部会の2回目からの設定となります。  8月7日(月)に答申いただけた場合はその日の午後本審、さらに8月23日に異議審ということで考えてございます。
簡単ではございますが、予定日につきましては、以上とさせていただきます。
資料No.4、No.5につきましては、例年お渡しをしているところでございますが、審議会の流れをまとめた資料となってございますので、また後ほど御確認いただければと思います。以上でございます。
梅野会長
事務局から、兵庫県最低賃金改正にかかる8月23日(水)までの日程案が示されました。皆様よろしいでしょうか。
各委員 はい。
梅野会長
それでは、次議題(3)「今年度の実地視察・意見聴取について」です。事務局から説明をお願いいたします。
飯田賃金指導官
それでは私の方から、御説明させていただきます。
お手元の資料No.3を御覧いただけますでしょうか。
まず、(1)にありますとおり、実地視察につきましては、兵庫県の地域別最低賃金の実態把握を目的として行っております。
対象としては、労働局で行う基礎調査において、最低賃金を引き上げた場合に影響率が高い業種で中小企業の事業場を選定しております。
そして、(2)に令和4年度に影響率が高かった日本標準産業分類(大分類)の3業種を記載させていただいております。
今年度の実地視察につきましては、この業種から計3事業場を選定することで、前回3月の本審で御了承いただいております。
実地視察につきましては、先の本審のときに県西部とか県北部の地域も対象にできないかという御意見がございましたので、事務局で姫路方面での実施を何度か試みてはみたのですが、現状では受入れ事業場が見込めない状況となっております。
そのため、現時点におきましては、まず宿泊業で有馬の旅館、小売業で神戸の菓子小売店、それから生活関連サービス業では、神戸のクリーニング店で今調整をしている最中です。
この会議の終了後に実地視察の参加者の調整をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
次に、資料の裏面を御覧いただきたいのですが、そちらに意見聴取について記載されております。
意見聴取につきましては、産業別特定最低賃金が適用される企業の実情を知っていただくために行っております。
意見聴取の対象業種につきましても、3月の本審で御了承いただいており、今年度は(2)の塗料製造業、輸送用機械器具等製造業、それから計量器等製造業の3業種としております。
こちらについても、それぞれの業種から1事業場ずつ3事業場を予定しており、現在個別の事業場と調整中であることを御報告いたします。
実地視察、意見聴取についての説明は以上となります。
梅野会長
実地視察については、事業場の実態等をじかに見聞きするという大変貴重な機会です。事務局で引き続き準備をよろしくお願いいたします。
これについて、何か委員の方から御意見ございますか。
各委員
(特になし)
梅野会長
よろしいですか。
会議の後に事務局でこの実地視察の日程調整等がございますということですので、委員の方はお残りをよろしくお願いいたします。
それでは、議題(4)「その他」です。事務局からお願いいたします。
田中賃金室長
その他につきまして、少しお話をさせていただきます。
先般中央最低賃金審議会で、目安制度の在り方に関する全員協議会報告が取りまとめられたところでございます。
それにかかる概要の説明をさせていただきたいと思います。
資料No.6、それがその報告の全文となります。
先ほど説明は割愛いたしましたが、資料No.4の中に分かりやすい資料が入ってございますので、またそちらについては後ほど御確認いただけたらと思います。
資料No.6の関係について、もう少し説明をさせていただきます。
目安制度の在り方につきましては、おおむね5年ごとに見直しがなされることになってございますが、今回の報告書は4月6日付けで出されております。
主なポイントですが、大きく2点ございます。
まず、1点目はランク分けの変更についてでございます。
これまで直近であれば、ABCD4ランクに分けていたところを今後3ランクに分けるということでございます。
一番最終のページ裏側に別紙3となってございますが、これに新たなランク分けが書かれております。
端的に申し上げますと、これまでABCDとあったものをBとCを一括りにしまして、新たなBとしたということでございます。
AとBはこれまでの適用労働者数が非常に大きく違ったということもあって、新たなものは新Aと新Bとが適用労働者数がほぼ並ぶように分けたということになっているそうでございます。
その程度のランク分けの変更でございまして、兵庫につきましては、引き続きBということになってございます。
もう1点が議事の公開に関する件でございます。
戻っていただきまして、2ページ目の下から2行目から一番下の行のところでございますが、「公労使三者が集まって議論を行う部分については、公開することが適当」とされております。
これを受けまして、今年度より中央最低賃金審議会における目安に関する小委員会におきましては、公労使三者が集まって議論する部分につきましては公開する予定だと聞いているところでございます。
当審議会、本審あるいは専門部会ともでございますが、議事録あるいは議事要旨につきましては、全部公開としているところでございます。
一方、議事につきましては、原則公開としながらも、公開することにより、一つ目としまして、「個人情報の保護に支障を及ぼすおそれがある場合」であるとか、二つ目としまして、「個人若しくは団体の権利利益が不当に侵害されるおそれがある場合又は率直な意見の交換、若しくは意思決定の中立性が不当に損なわれるおそれがある場合」に限って、具体的にいいますと、専門部会での2日目以降になろうかと思うのですが、金額審議等の場面におきまして、これまで非公開という取扱いをさせていただいているところでございます。
このたびの報告書を踏まえまして、当審議会におきましても、今後の運用につきまして、次回審議会の場で御協議をいただければと考えているところでございます。
私の方からは以上でございます。
梅野会長
ただ今の事務局説明に関しまして、御意見等ございますでしょうか。
各委員 (特になし)
梅野会長
兵庫では専門部会での金額審議については非公開としてきましたが、今後の運用につきましては次回の審議会で、御意見を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
その他何かございますでしょうか。
特になければ、次の日程について、事務局から説明をお願いいたします。
飯田賃金指導官
次回日程ですが、例年どおり6月下旬には中央最低賃金審議会での目安の改正諮問が見込まれておりますので、局長より兵庫県最低賃金の改正諮問をさせていただきたく、次回は7月3日(月)午前10時、場所はこの会議室で開催できればと考えております。
梅野会長
 
次回審議につきましては、7月3日(月)午前10時、場所はここということでございます。
また、次回本審の公開・非公開ですが、昨年同様、公開としたいと思います。
よろしいでしょうか。
各委員
はい。
梅野会長
ありがとうございます。
では、次回の本審は、7月3日(月)午前10時、この会議室で開催といたします。
事務局から他に何かございますでしょうか。
飯田賃金指導官
先ほど申し上げましたが、この後、審議会の皆様には、実地視察の補足説明等がございます。
閉会後、もうしばらく会場でお待ちいただけますようお願いいたします。
以上でございます。
梅野会長
他になければ、本日の審議会はこれで終了いたします。
お疲れ様でした。閉会いたします。ありがとうございました。

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